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3日ほどすると、彼の様子は随分と落ち着いた。
開いた傷口も少しずつ塞がり、体力も回復しつつあった。
杏「うーむ。複雑だな!」
「はい?」
杏「このまま順調に怪我が治ってしまうと、あと5日ほどで俺はここから出なければいけないだろう!」
「…そうですね、おめでたいことです」
隊士の方がここから旅立つときは、即ち鬼殺の任務に復活するときだ。
稀に、すぐに戻ってくる方もいるけれど。
杏「再び傷口が開いてくれれば…」
「やめてください。」
杏「冗談だ!」
「笑えません」
杏「…すまん」
明らかにしゅんとする煉獄様が何だか可愛らしくて、思わず頬が緩む。
倒れてからというもの、ようやく自分の体を大切にするようになったのか、
少しだけ安静にするようになった。
「煉獄様、一つだけお聞きしてもよろしいですか?」
杏「何でも聞いてくれ!歳か?家族構成か?」
「あ、いえ、そういうことではなく…」
杏「む?」
「なぜ、私なのですか?」
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まゆ(プロフ) - うわぁん〜・゜・(つД`)・゜・涙が止まらないです〜!!心臓がキューってなります!煉獄さんと夢主さん幸せになりますように!これからも更新楽しみにしてます!お待ちしております!(^-^)/ (2021年9月23日 23時) (レス) @page32 id: d503357f65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おつき。 | 作成日時:2021年6月2日 21時