検索窓
今日:13 hit、昨日:2 hit、合計:46,996 hit

ページ2

「ようこそお越しくださいました」




戸を開き、頭を下げる。

ちらりと見えた足元はひどく黒ずみ汚れていた。


赤と白で炎をかたどったような履き物に目が止まる。




ーーお噂には聞いていた。鬼殺隊の柱の中で、とてつもなく圧の強い人がいる。




「うむ、朝早くから失礼する!今日から暫く世話になりたいのだが」

「勿論でございます」



言葉と同時に顔を上げると、仁王立ちで私を見下ろす真っ赤な瞳。

情熱を燃やし、一点の曇りもないその真っ直ぐな眼差しは確かにその噂の人物であることを証明していた。


炎柱、煉獄杏寿郎様。




お会いするのは初めてだからよく知らないけれど、とにかく癖の強い人だという情報だけはあった。




「どうぞお上がりください」




とにかく屋敷の中へ、と促すと、彼は呆然と立ったまま私を見下ろしていた。

何か失礼なことでもしただろうか?


口をぽかんと開けたまま、瞬き一つしない炎柱様。まるで時間が止まっているようだった。




「あ、あの」

杏「はっ、すまない!失礼する!」



我にかえって、早歩きで屋敷へ入った炎柱様。

疲れているのだろうと思い、部屋へと案内した。

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (83 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
306人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 炎柱
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まゆ(プロフ) - うわぁん〜・゜・(つД`)・゜・涙が止まらないです〜!!心臓がキューってなります!煉獄さんと夢主さん幸せになりますように!これからも更新楽しみにしてます!お待ちしております!(^-^)/ (2021年9月23日 23時) (レス) @page32 id: d503357f65 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:おつき。 | 作成日時:2021年6月2日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。