俺達の海賊物語 (ページ22)

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23・兄ページ22

グレイド「久しぶりだなぁ、レオ。会えて俺すっげぇ嬉しい((ニコッ」
レオ「レイス。お前海賊にはならないと言ってだろ？」

え…そうなの？

グレイド「ははっ、随分昔の記憶を掘り出してくるな、おまえは。あ、A。トーヤと一緒にいてやって。今そいつやべぇから。」

「わ、わかった」
トーヤの方をみるとうずくまって泣いている…
「トーヤ…大丈夫だよ。大丈夫…」

トーヤの体は小刻みに震えているようだった。
トーヤ「あ、あれ、俺のにいちゃんなんだ、昔はあんなんじゃ…あんなんじゃ…」

トーヤは俺に震える声で必死に伝えてくれた。
まさか…あいつがトーヤの兄…レイスのことも、知っていた…何なんだよほんとに…

レイス「なぁ、レオ？お前は昔弟おもいで、俺のことも大好きな、優しいやつだっただろ？いつの間にそんなやつになったのよ？俺悲しいよ」

レオ「昔のことはどーでもいいから。俺は弟を捨てたんだ。」

レオとかいうトーヤの兄はレイスに斬りかかった

「レイス危ないっ！！」
レイス「心配すんなって、A」

そう言ったレイスはトーヤの兄の剣を跳ね返した。

レイス「お前に剣を教えたのは俺だろ？
弱点なんかわかってるぜ((ニッ
それに、ほんとは弟を捨てたって言ってるけどほんとは心配してんだろ？」
トーヤ「にいちゃん…」

レオ「…っ！？し、心配とか余計なこととか思ってない。」
レイス「ふーん、トーヤ。こっちこい。」
トーヤ「あ、え？うん…行ってくる。」
「うん、行ってらっしゃい。」

ナルシスト口調がなくなってるな…トーヤ。

レイス「ちょい、ごめんな、トーヤ((ボソッ」
トーヤ「へ？」

レイスはトーヤの首筋に剣を突きつけた

「！？、レイス、何してっ！」
俺はすぐに体が動いたが手を引っ張られた

ジャック「船長にも何か策があるみたいだ。邪魔しない方がいい。」
「で、でも！！」
ウィズ「大丈夫、あの顔は確信しかない顔だから。絶対失敗することはないよ。」
「そうなんですか？」
ウィズ「あぁ！まぁ、みてたらわかるよ。」

トーヤ「いやっ…レイス…！」
レイス「なぁ、レオ？いいの？俺トーヤころしちゃうかもよ？」

レオ「しるかっ！俺は…俺は…弟を捨てたんだ！」
レイス「そんなかたい決意ならしょうがないなぁ…じゃあなトーヤ」

レイスは剣をトーヤに向かいふりがぶった。