好きだけど、2【灰谷蘭】

seventy-one ページ21

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『おはよう』









朝、Aとアジトで会った








クソ谷の事を諦めると言ってから少しずつ元気を取り戻していたのに








なんで、こんなに作り笑顔を浮かべているんだ？








春千夜｢おい、何かあったのか？｣







『えっ、、なにもないよ』







笑顔を貼り付けたまま、九井の部屋へ入っていった









なんだ、この違和感











不思議な違和感を覚え、休憩室で待機している灰谷兄の所へ向かう










春千夜｢おい！てめぇAになんかしたのか？｣







ソファに座っていた灰谷兄の胸ぐらを掴み睨みつける







蘭｢はぁ？なんなの急に。遂に薬で頭ぶっ飛んだか？｣







本当に何もしていないのか、胸ぐらを掴んでいた俺の手を振り払い呆れた顔をする







春千夜｢本当に何もしてねぇのか？｣







蘭｢Aちゃんに無視されてるの俺なんですけど〜？まぁ自業自得だけど｣






最後の方は小さくてよく聞こえなかったが










てっきりまたコイツに何かされたのかと思ったが








本当に知らないようだ









じゃあ、なんなんだ。









Aが俺に作り笑顔を向けることはなかった

















なんなんだ一体、この胸騒ぎはなんなんだよ











春千夜｢あぁ、クソっ｣










近くにあったゴミ箱を蹴る

















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