好きだけど、2【灰谷蘭】

sixty-Seven ページ17

・










Aから付き合いたくないと言われてから










ポッカリ穴の空いた心










両思いなのに何故付き合いたくないと言うのか分からない











初めて抱いた感情を打ち砕かれたのだ










そっからAに話しかけられても無視することしかなできなかった












どうしたらいいか分からない












喋りたい、抱きしめたい、キスしたい










なのに、[付き合いたくない]と言われた一言に











もう、どうすればいいか分からなくなってしまったのだ













竜胆｢兄ちゃんさ、Aと何があった？｣









俺がAを無視するのをみて心配そうに訪ねてくる可愛い弟









蘭｢なぁんにも｣











・












Aを無視して1週間がたった頃











ずっと連絡を無視していた女達の中から適当に1人選びソイツの家へ向かった











｢蘭〜♡久しぶり〜｣










甘ったるい声にキツい香水の匂い










Aを避けてるのは自分なのに寂しさが限界を達し










適当な女を選んだのだ










蘭｢楽しませてよね｣









にっこり作り笑顔を浮かべれば顔を赤くして腕を絡めてくる














女と行為を終え、タバコを吸っている時電話が鳴った












携帯に表示されたAの文字











罪悪感と嬉しさが混ざり合い













女を横目で見ると疲れ果てて寝ていた











ベランダへ出て電話をとる

















ちゃんと話したいと言われ、少し嬉しくなる












その時、後ろから寝てたはずの女の声がした












最悪のタイミングだ。












焦って電話を切る















今まで、散々女遊びをしてた俺を知ってるA










それでもAに知られなくなかった。














嫌われたくない、、、、















・

sixty-eight→←sixty-six

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す