失ったものと貰ったもの(土井半助) ページ4
『…あ、雨まで降って…。』
私は今、全然知らない荒れた道にいる。
2年前に私は色々なものを失ってしまった。
まず飼っていたペットの猫であるチェリーが
〇んでしまった。
言い方は悪いけどペットが亡くなってしまうのは
何もおかしくはない。
でも次に、昔良くしてくれていたおじさんが
病気であの世へいってしまった。
私はその時仕事で忙しくて、病気であることすら
知らなかったから本当にショックで何も手につかなくなった。
そして、憔悴しきっていた私に愛想を尽かしたのか、
はたまたもう面倒を見きれなくなったのか。
付き合って2年にもなる彼氏に振られてしまった。
仕事も手につかなくなったため仕事を辞めて…
いや、辞めさせられて家も手放し、
一人旅を始めた。
もう、何も考えたくなかった。
『はぁ…もう疲れた』
休む場所を探そうと歩いていると、
何やら大きな建物が見えてきた。
茶色の看板を見てみると(忍術学園)と書かれていた。
『え、なにここ…。忍者の学校…？』
疲れていたのかボーッとする頭を働かせていると、
知らない男性が私に声をかけてきた。
？「大丈夫ですか？」
その人は黒い忍装束を着ている人だった。
『あ、大丈夫です…。すみません、あっちに行くので…』
さすがに雨で濡れたビショビショの黒髪で、
お世辞にも綺麗とはいえない着物を着た私が
ここにいると他の人にも申し訳ない気がした。
その時、私の腕が誰かに掴まれた。
？「貴方を放って置くなんてできません。
中に入ってください」
そう言われ、私は中に入り治療やお風呂、
新しい着物までもらった。
？「もう大丈夫ですか？」
『あ、えっと…はい。助かりました。
ありがとうございます』
？「いえ。それよりもどうしてあそこにいたんですか？」
『実は…』
私は今までのことを全て話した。
助けてもらったのに何もしないのは申し訳なく
思ったし、誰かに聞いてもらいたいって思いも少しあった。
？「なるほど…そんなことが」
『はい…あの、聞いてもらってすみません。
明日にはここを出ますので忘れてください』
？「いや実は…貴方はこの学園の事務員に
なることになりまして…」
少し申し訳なさそうに見える男性の顔を見ながら
思わず『は？』と言ってしまった。
？「学園長先生がぜひ貴方に事務員になって欲しいと
言ってまして…」
続きます
続き→←握力最強小さな3年生！(3年生1部+池田三郎次+学級委員長コンビ+ヘムヘム)
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こたつ猫(プロフ) - ユリリンさん» 追加設定大丈夫です！リクエストありがとうございます！ (5月6日 19時) (
レス) id: 83e653d56b (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - おはようございます。追加設定よろしいですか?夢主は学園長も敵わないほど弁が立つ切れ者な一面もある設定で。まだ可能ならお願いします。 (5月6日 8時) (レス) id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - 追加で夢主は中高一貫の中3設定で。可能ならお願いします。返信お待ちしています。。 (5月5日 20時) (レス) id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - こんばんは!またリクエストお願いしたいのですが、よろしいでしょうか。現パロ男主で見た目爽やかおとなしめイケメンだけれど、会うたび山本シナ先生、食堂のおばちゃん、北石照代にアプローチする惚れっぽい年上好き夢主の話お願いできますか。 (5月5日 20時) (レス) id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - おはようございます。男主イメージ通りで読んでいて楽しかったです。年上好きなモテ男子な夢主の話を読みたいと思い、リクエストしました。今回も本当にありがとうこざいました。 (5月5日 5時) (レス) @page31 id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こたつ猫 | 作成日時：2024年1月7日 20時
