振り向けお前!(平滝夜叉丸+4年生1部) ページ42
滝「いい加減諦めろ!三木ヱ門!」
三木「滝夜叉丸が諦めればいいだろ!」
『2人ともやめなよ、後輩たち見てるよ』
また今日も喧嘩してる…。
この2人はいつも喧嘩して大抵どちらかが私の元へ
来て今日も決着つかなかったとか言った話を
持ちかけてくる。
滝「A」
『あ、今日は滝夜叉丸なんだ。』
滝「…今日は、ってどういうことだ?」
『あー、滝夜叉丸と三木ヱ門ってさ、いつも
何かしら競ってるでしょ?その後に滝夜叉丸か三木ヱ門
のどっちかが来るんだけど…。今日は滝夜叉丸なんだって
思っただけ』
そういうと何故か少し嫌そうな顔をされた。
なんでよ。なにか気に触ること言ったかな?
滝「まぁ、いい。じゃあ今日は私の話を
聞いてくれるか?」
『別にいいよ。もう慣れたしね』
そしていつも通りの話をする。
昨日も三木ヱ門に似たようなことを言われたなぁ
なんて考えていると話を終えたのか急に立ち上がって…
何故か私の正面にたった。
…なに、普通に怖い←
『どした?なんかいつもと違って変だね。』
…いや、いつも変だったな。訂正します←
滝「A、悪いが三木ヱ門と話すのはやめてくれ」
『…え?』
滝「これからは私の話を聞いてくれ!」
『いやいや何言ってるの!?無理だよ!
昨日、またなんかあったら何時でもみたいなこと
言ったのに!?』
滝「私の方からやめろと言う!」
『はぁぁ?!ほんとにどうしたの!?
いつもそんなこと言わないのに!』
少し口論していると滝夜叉丸が少しいいにくそうに
告げてきた。
滝「その…なんだ…。三木ヱ門と喋っていると
何故か心がモヤモヤして…」
『?』
滝「逆に私と喋っていると心がポカポカして…」
『??』
滝「だからその…つまり!私はAを好いているという
わけだ!」
『…?うん』
…
……
滝「え?」
『え、って。うん。私も好きだよ?』
滝「本当か!?//」
『うん。今までの友達の中で1番面白いし』
滝「?」
『それで言うと三木ヱ門も面白いよねぇ。
あ、今度3人でどっか行かない?
私2人とも好きだから仲良くして欲しくてさ〜』
滝「……あ、あぁ。」
「全く…期待させるようなことを…」コソッ
『なんか言った?』
〜〜
木陰からこっそり見ていた喜八郎&三木ヱ門
三木「…初めて滝夜叉丸に同情した気がする」
喜「おやまぁ。これは今日もAの話
されるなぁ」
恋に気づかないAと気づいてし欲しい滝夜叉丸なのだった。
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こたつ猫(プロフ) - ポチさん» 紅葉の短編集の方では話数的に書けないので続編の青空短編集の方ではリクエストできます (1月12日 18時) (レス) id: 83e653d56b (このIDを非表示/違反報告)
ポチ - リクエスト出来ますか? (1月12日 15時) (レス) id: 07a8a54005 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ猫(プロフ) - ユリリンさん» ありがとうございます! (1月6日 9時) (レス) id: 83e653d56b (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - おはようございます。ホッペスリスリの話読みまし 1年生達皆可愛いですよね。凄く面白いです。次回作も楽しみにしています。 (1月6日 7時) (レス) id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ猫(プロフ) - まりまりまりおさん» ありがとうございます!兄弟の構成はなんとなくのイメージで決めたのでもしイメージと違ったらすみません…! (1月4日 19時) (レス) @page45 id: 83e653d56b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こたつ猫 | 作成日時:2023年9月26日 20時