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不良という名のヒーロー(善法寺伊作) ページ39

※現パロ&夢主様と伊作は高校2年生

『邪魔する』

そう言って保健室に入ってきたのは学校一の不良として

有名なAA。

腰まである黒髪を下ろしているのと、鋭い目付きが

特徴的な不良だった。

伊「また怪我したの?ダメじゃないか!
いつも怪我しないように言ってるのに!」

『うるせぇなぁ。喧嘩してたらできるんだよ。
あんたは黙って治療して』

こういう偉そうな口調で話されるのもすっかり

慣れてしまった。

だって、もう2年間ずっとAの手当をしてきたし…。

伊「治療は終わったよ。明日は怪我しないでね」

『どうだろな。ま、またあしたな』

飄々とした態度でこっちを振り向きもせず

手を軽く振って保健室から出ていった。

翌日

僕は今日も放課後に保健室に行く予定だった。

当番…と言うより、他の生徒が中々来ないから

行ってるだけなんだけど…。

僕が廊下を歩いていると外から何やら声が聞こえてきた。

「いい加減にしろよ!お前!」

「…ひ、ごめんなさい…ごめんなさい」

「ったく。担任にバレねぇようにカンニングペーパー
見せろよ!ふざけんな!」

気になる声の方向へ歩いていくと、

隣のクラスでいじめられていると言われている

高橋遥という人が僕のクラスメイトの不良に

責められているようだった。

どう考えても僕のクラスメイトの不良の方が

悪いのに。

僕が止めに行った方がいいかと考えていると、

聞き覚えのある声と姿が見えた。

『おい、何私の友達を傷つけてんだよ』

「またお前かよ。今日もボコボコにされてぇのか?」

「毎日よく来るよなほんと」

遥「Aちゃん…!」

その姿はいつも僕が手当している不良のAだった。

『遥は一応保健室行きなよ。
保健室には知り合いがいるから手当してくれるよ』

遥「あ、ありがとう!」

僕はそれを聞いた時すぐに保健室にもどった。

高橋さんは怪我していてすぐに手当をする必要が

あると判断したからだ。

数十分後

高橋さんの治療を終えると、その後すぐに

Aが保健室にやってきた。

『わりぃ。今日も怪我した。手当頼む』

さっきまで何事も無かったかのように頼んでくる。

伊「ねぇ、もしかしてさっき高橋さんを不良から
守ったから怪我したの?」

そう聞くと、Aは少し驚いたような表情をした。

続き→←ちょっとした配慮(綾部喜八郎)



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設定タグ:忍たま , 短編集 , ただのネコ   
作品ジャンル:アニメ
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こたつ猫(プロフ) - ポチさん» 紅葉の短編集の方では話数的に書けないので続編の青空短編集の方ではリクエストできます (1月12日 18時) (レス) id: 83e653d56b (このIDを非表示/違反報告)
ポチ - リクエスト出来ますか? (1月12日 15時) (レス) id: 07a8a54005 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ猫(プロフ) - ユリリンさん» ありがとうございます! (1月6日 9時) (レス) id: 83e653d56b (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - おはようございます。ホッペスリスリの話読みまし 1年生達皆可愛いですよね。凄く面白いです。次回作も楽しみにしています。 (1月6日 7時) (レス) id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ猫(プロフ) - まりまりまりおさん» ありがとうございます!兄弟の構成はなんとなくのイメージで決めたのでもしイメージと違ったらすみません…! (1月4日 19時) (レス) @page45 id: 83e653d56b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こたつ猫 | 作成日時:2023年9月26日 20時

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