ちょっとした配慮(綾部喜八郎) ページ38
『……へーループーme!』
私があまりにも暇で散歩でもしようかと中庭を
歩いていると穴掘り小僧が掘った落とし穴に
落ちてしまった。
クッ、これも保健委員会5年生次期保健委員長の
宿命か…!←
なんてくだらないことを考えていると
上から腹立たしい声が聞こえてきた。
喜「だぁいせいこう」
『綾部ー!このアホ!早く出して!』
喜「嫌です」
『キッパリ言いやがって…!』
いつもの無表情を装備してさっきのセリフを言う。
『全く…ほんと迷惑な後輩…。
だしてくれないなら立花先輩に愚痴るけど?』
喜「どうぞお好きに〜。」
ま、まさかの立花先輩効果無しだと…?!
少し愕然としていると上からドサッと鈍い音がした。
『え?』と振り返ろうとすると背中に
暖かい感触が伝わってきた。
『え、えっと〜…何してるの?』
自分の背中を頑張ってみると綾部が私の背中に
抱きついていた。
待って待ってこんな姿同級生に見られたくないのに!
特にあの変装野郎には!←
喜「…彼女に甘えるのはダメですかぁ?」
そう、私と綾部は恋仲なのだ!
言うのが遅いのは気にしないでください←
『ダメじゃないけど…なんでわざわざ穴の中で……』
喜「前に言ってたじゃないですかぁ。
こんなところ見られたら恥ずかしいって」
…意外にも配慮してくれたらしい。
そこで思いついた案が落とし穴というのは
穴掘り小僧と言われている綾部らしい。
『そうだったね…ありがと』
そう私が優しく微笑むと綾部はぷいっと自分の顔を
隠してしまった。
『さて、そろそろでよっか。
もう夕食の時間でしょ?一緒に食べよ!』
喜「…はーい」
後日、あの変装名人に見られていてからかわれる
ことになることも知らずに、食堂へ向かった。
┈┈┈
…やばい
喜「どしたのー?」
カー〇ィのぬいぐるみをどこに飾るか迷っていて…
喜「作者カー〇ィ好きだよねぇ。」
ゲーセンのUFOキャッチャーで見かける度に
とってるから結構あるんですよね〜
喜「どれかあげたら?」
そ、そんな…私の大切なカー〇ィクッション、
ぬいぐるみ、フィギュア、ゲーム、ガチャガチャ…
喜「…持ちすぎでしょ」
※お話に関係ない話ですみません…
不良という名のヒーロー(善法寺伊作)→←クリスマスケーキ作り〜クリスマス編〜(2年生)
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こたつ猫(プロフ) - ポチさん» 紅葉の短編集の方では話数的に書けないので続編の青空短編集の方ではリクエストできます (1月12日 18時) (レス) id: 83e653d56b (このIDを非表示/違反報告)
ポチ - リクエスト出来ますか? (1月12日 15時) (レス) id: 07a8a54005 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ猫(プロフ) - ユリリンさん» ありがとうございます! (1月6日 9時) (レス) id: 83e653d56b (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - おはようございます。ホッペスリスリの話読みまし 1年生達皆可愛いですよね。凄く面白いです。次回作も楽しみにしています。 (1月6日 7時) (レス) id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ猫(プロフ) - まりまりまりおさん» ありがとうございます!兄弟の構成はなんとなくのイメージで決めたのでもしイメージと違ったらすみません…! (1月4日 19時) (レス) @page45 id: 83e653d56b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こたつ猫 | 作成日時:2023年9月26日 20時