忍たま達の紅葉の短編集

絶対痩せてやる！(尾浜勘右衛門) ページ23

『今日から私、ダイエットします！』

勘「突然何言ってんだよ」

そう言って本を読んでいる学級委員長こと

尾浜勘右衛門が冷ややかな目で見てくる。

おい、それでもクラスメイトかよ

『だってさぁ…お腹出てきたんだもん。
おかしいよね！ちゃんと間食は控えたのに！』

勘「この前飴食ってたろ」

『な、なんでそれを…?!』

しんベヱから貰った南蛮で今1番人気の飴を

私が食べたことをなぜ知ってるんだ!?

ちゃんと学園外で食べたのに！←

勘「しんベヱから教えてもらったんだよ」

『…かわいいから許す』

あの純粋無垢な笑顔を曇らせる訳にはいかない←

勘「そもそもお前にダイエットなんていらないだろ
、すごく太ってる訳でもないし」

『そんなことないんだよね〜…この前実家に帰ったら
弟に太ったなって笑われたんだよ！』

私には5つ下の弟がいる。

来年には忍たまになると張り切っていた。

勘「じゃあ俺が協力しようか？」

そう言って尾浜は読んでいた本を横に置く。

…さわやかの心得なんて本あるんだな。

『どう協力するの？』

勘「まずは、とにかく走れ！あと間食はせめて週に１
回！それから栄養バランスには気をつけること！」

『あ、あの〜…せめて週に2回に！』

勘「残念。痩せたらご褒美やろうと思ったのに」

『このAA誠心誠意頑張ります』

その日から私は尾浜に言われた通り、

約束を守って一生懸命頑張った！

その結果…

「Aちゃん最近痩せた？スタイルいいね〜！」

『ほんと?!ありがとう！』

友達から痩せたとかスタイルいいねと言われるまでに

痩せることが出来た！

私もやればできる子YDKなんだね！

『尾浜ー！』

勘「あ、A…！」

『お陰で痩せることが出来たよ！
って、なんでそんな切羽詰まった顔を？』

「Aー！今日俺と一緒に！」

「おい！俺が先だって！」

尾浜の後ろには続々と同級生の5年生が走ってきており…

『な、なんかやばくない?!』

勘「お前なぁ！鈍感かよ！早く逃げるぞ！」

そう言って私たちは夕方まで逃げ続けたのだった。

『なんでこうなるのさー！』

勘「お前が原因だろ！」

『なんで?!』

┈┈┈
ダイエットはやりすぎると危険なので

気をつけてくださいね！

勘「ダイエットって大変だもんなぁ」

作者もやってた時期ありますけど三日坊主なんで

辞めちゃいました！

勘「作者は飽き性だもんな」

ちなみに最速は2日で泥団子作りです。

勘「はっや！」

お転婆は組の女の子！(1年生＆6年生一部＆土井先生)→←続き

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