忍たま達の真夏の短編集

似た者兄妹(食満留三郎メインだけど登場人物沢山) ページ10

留「A〜！今日もかわいいなぁ！」

『…はぁ。文次郎、こいつやる』

文「断る」

たった今私は双子の兄であるこいつに頭を撫でられて

いる。

ここで何となくわかった人もいるかもしれないけど

こいつはシスコンだ。それも重度の。

そろそろ妹離れしろって思うんだけど、中々自立

できないらしい。

「兄さん、私子供じゃないから。
あと、そろそろ自立して。そんなんじゃ立派な忍者に
なれないよ？」

留「無理だ」

『即答かよ…あと真顔で言うなよ』

文「お前もそろそろ俺から離れろ」

『いや。お前の方がこっちより兄らしいし』

実は兄さんのシスコンっぷりは入学当初から続いており、

私は少しづつ兄さんから離れていき、今ではすっかり

文次郎を兄だと思って甘えているのだ。

留「!?文次郎！Aは俺の妹だぞ！
いつからお前のものに…！」

文「俺のものにしてねぇ！」

『文次郎、もう私の兄として過ごさない？』

文「する訳ないだろ！」

留「A〜…俺のところに帰ってきてくれ…」

『シスコンが治ったらね』

『じゃ、私は後輩のところ行ってくるね』

スタッ

文「…全くお前らは…。にしても、あいつも
そろそろ離れるべきなんじゃないのか？」

留「文次郎…！絶対許さないからなぁぁぁ！」

文「俺は何もしてないだろう!?」

一方その頃

『えへへ〜！やっぱりかわいい〜！』

乱「A先輩、苦しいです…」

『あ、ごめんね！じゃあおやつの時間にしようね〜！』

し「おやつ〜!?(*´﹃`*)」

『きり丸はアルバイト手伝ってあげるからね！』

き「ほんとですか!?ありがとうございま〜す！」

仙「おいお前、そろそろ実習が…」

『えー、まだかわいい後輩たちと遊びたいよ〜！』

仙「…お前ら、ほんと似てるよな」

後輩に対してとる態度が兄と一緒なことに

気づいていないAであった。

『かわいい〜！』

留「Aの方がかわいいぞ〜！」←いつ来た

仙/文「…はぁ」

┈┈┈
アンケート結果第2弾は食満留三郎でした！

登場人物が沢山いますがメインは留三郎です！

留三郎は絶対下の兄妹がいたら、めっちゃ甘い気がします。

留「またこれか！」

また？いやいや、まだこの話は書いてないはず！

留「そうじゃなくてまた！俺がショタ好きみたいに！」

今回は年下じゃなくて同い年ですよ？

留「…そうじゃない」

※この後、次はかっこよく書くという約束を
しました。次回の留三郎をお楽しみに！

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