忍たま達の真夏の短編集

思い出の和菓子屋さん(尾浜勘右衛門) ページ45

勘「A！この前美味しそうな甘味処
見つけたんだ！一緒に行かない？」

『行く！でも、お母様たち許してくれるかなぁ？』

勘「母上たちには内緒で行こ！
大丈夫、バレないよ！」

『そうだね！じゃあ行こ！』

私たちはよくこうやって両親には内緒でよく甘味処に

行っていた。

内緒で行ってたのは、私の母親が心配性で

少し遠出するだけでどうしようと慌てていたから。

その日内緒で食べに行った甘味処のお団子は

すごく美味しくて、2人で感動しながらたべたのを

よく覚えている。

？「…い……きろ」

？「起きろ！」

『!?なに、何が起こったの?!』

三「何寝ぼけてるんだ。お前、今日は補習だろ？」

『ハッ！忘れてた…』

雷「Aちゃんらしいなぁ…ちゃんと補習
終わらせなよ？」

どうやら私は昔の夢を見ていたらしい。

すごく懐かしい夢。

って、なんで補習受けなくちゃいけないのに

私は寝てたんだ…？

『〜〜！もう無理…わからん』

私は実技の成績は悪くないが、座学は歴史以外

全然ダメだった。

『もうやめてこっそり逃げようかなぁ』

？「ダメに決まってるだろ」

『あ、勘ちゃん』

勘「全く…お前は。もう少し頑張れよ。
まだ2分しか経ってないぞ」

『だってこれ難しいんだもん。
頭のいい い組の学級委員長は分からないだろうね』

そういうと勘ちゃんは照れながら「そうかな〜？」

と、言い出した。

…私も1度でもいいから言ってみたい←

『とにかくもう無理。
寝よっかなぁ』

勘「お前なぁ…あ、じゃあ補習終わったら
甘味処連れてってやる」

『え、ほんと!?』

勘「あぁ。俺も手伝ってやるから」

『やったァ！じゃあ、がんばろっと！』

その後、勘ちゃんと何とか補習を終わらせ

甘味処に向かった。

『ついたー！って…ここ昔行った』

勘「そう。ここのお団子、お前好きだろ？」

目の前にあるのは昔、両親に内緒で行った

少し遠くにある甘味処だった。

勘「また小さい頃みたいにお前と行きたかったし。
じゃ、入ろ！」

『うん！』

その時たべたお団子の味はあの日たべた味と

変わらずすごく美味しいお団子だった。

┈┈┈┈┈
今回のメインは尾浜勘右衛門でした！

今回はほのぼの方面のお話にしました。

次回の作者風メインは3年生特別編です！

お楽しみに！

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