忍たま達の真夏の短編集

夏とアイス(善法寺伊作) ページ11

『暑い〜…』

自室の真ん中で大の字になって寝転がる。

こんなだらしない姿でいるけど一応6年生。

いくら6年生の忍たまとはいえ、暑さには勝てない。

上着を脱いでゴロゴロしていると

伊「Aちゃん！いいもの…って！
どうして上着を脱いでるの!?」

『…暑いから』

伊「ここ忍たま長屋だよ!?男しかいないのに
危機感持とうよ！」

『へーい』

伊作に叱られ、仕方なく上着を着る。暑い

『ところでいいものって？』

伊「アイスだよ！冷たいし、甘くて美味しいらしいよ！」

『へー！いいね！でもなんで色が違うやつが？』

伊「えっと、こっちがソーダでこっちがいちごだった
はず」

『じゃあ、いちごもらおっかなぁ』

部屋で食べるのもなんだから外で食べることに。

『美味しい！伊作いいものゲットしたじゃん！』

伊「喜んでもらえて良かったよ！」

『もぐもぐ…あれ？もうない！』

伊「そりゃあんなに早く食べちゃったら無くなるのも
早いよ」

むー…あんなに美味しかったら早く食べちゃうのも

無理は無いと思う。

『あ、伊作から貰えばいいじゃん！』

伊「え!?」

『ちょっと貰うね！』

そう言って私は伊作の食べかけのソーダ味のアイスを

1口貰う。

『うん！そっちも美味しいね！』

伊「…」

『ん？伊作どったの？』

伊「…か、」

『か？』

伊「関節キスだァァァァ！///」

『大丈夫？伊作？』

この後、伊作の叫び声が学園のみんなに聞こえたらしく、

しばらく2人はからかわれるのだった。

伏「伊作先輩、関節キスしたんですか？」

伊「いや、えっとあれは…事故？というか、
しょうがなかったというか…」←必死

〜〜
乱「A先輩、関節キスしたってほんとですか？」

『らしいよ〜』←他人事

┈┈┈┈
今回のアンケート結果のメインは伊作でした！

伊作はこういったことには初心なイメージがあります。

伊「みんなから言われるんだけど…」

そりゃそうですよ。あんなに叫んじゃったら…

伊「早く何とかしないと！」

…私が後でみんなに言っておきますよ

※この後2人へのからかいはなんとかおさまりました。

君への狂愛は不滅(戸部新左衛門)→←似た者兄妹(食満留三郎メインだけど登場人物沢山)

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