忍たま達の皐月の短編集

天才的トラパーVS努力家トラパー(綾部喜八郎) ページ26

「うわっ！こんなところに落とし穴が！」

「ここにもー!?」

みんな僕の掘った落とし穴に綺麗に落ちてくれる。

今日も落ちて言ってくれたんだけど…

グイッ

喜「…これ君がやったんでしょ」

僕が気持ちよく歩いていると急に逆さ吊りにされた。

『大当たりー！天才的トラパーとか言われている
あんたが私の罠に引っかかるなんて変なの〜！』

面白そうに笑っている目の前のムカつく奴。

この子は、努力家トラパーという異名を持つ女の子で

努力に努力を重ねて罠の仕掛け方を学んだ子だ。

最初から上手くできていた僕とは少し違う。

喜「…そんなこといいからさっさと下ろしてくれない？」

『やだね！だってあんたこの後また落とし穴
掘るでしょ？そしたら私の罠に引っかかって
くれないじゃない』

喜「ふーん」

僕は何とかして罠を解除した。

でも、本人は対して驚いてない。

わかっていたのかもしれない。

『あーぁ、やっぱり解除しちゃうかぁ…。』

喜「解除できるようにしちゃったら意味無いでしょ」

『後輩が引っかかった時のためのものなの。
一生そのままとか可哀想でしょ』

それでも残念そうに解除された罠を見る。

相当悔しいのか目には苛立ちのようなものが

含まれている。

喜「逆に君だって僕の罠に引っかかってるじゃん。
努力家トラパーって言われてるのに」

『う、うるさい！あんたのは仕掛けたって言うサインが
ないのよ！』

喜「あるじゃん。」

『あれじゃ風に飛ばされるでしょ！』

『もういいや。綾部、次はお前専用の罠を作って
見返してやるからな！』

喜「へぇ。楽しみにしとこ」

『…お前のそういうとこマジで腹が立つ』

喜「…あっそ。」

〜〜
タ「今日もやってるね」

守「2人は仲良いんだな！」

三木「逆、逆！仲悪いから！」

滝「間に立たされている私の身にもなって
貰いたい…」

『ぜーったい！いつかお前に勝ってやる！
覚悟しとけよ！天才的トラパー綾部喜八郎！』

喜「そっちこそ。楽しみにしてるよ。
努力家トラパーAA」

┈┈┈┈┈
今回のメインは綾部喜八郎でした！

書いてて思ったのですが、続けるのも面白そうなので

天才的トラパーVS努力家トラパーのお話を

もう少し続けようと思います！

オチは、ちょっと悩んでいます…。

以上作者コメントでした！

最後にお2人ともどうぞ！

『絶対私が勝つので期待しててください！』

喜「穴掘りしよ〜っと」

…以上、夢主様＆綾部喜八郎コメントでした

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