忍たま達の皐月の短編集

席替え(尾浜勘右衛門) ページ15

※現パロ

『どうしよ……兵助！どうしたらいい!?』

兵「俺に聞かれてもなぁ…」

中学2年生AA、今運命の分岐点にいる。

今日は席替えをすることになっている。

私は席替えで勘右衛門の隣になりたい。

理由は簡単。好きだから。

好きな人と隣になりたいって言うのは万国共通だと思う。

先「よし。じゃあくじ引けよ〜」

ク「…これに全てをかける…！ゴットハンドぉぉぉ!!!」

…いるよね。クラスにこんなこと言う人。

先「くだらんこと言うな。さて、女子も引いていいぞ〜」

『……』

怖くて引けない。

この席替えは同じ数字を引いた人が隣になるという

システムで、私は勘右衛門と同じ番号を引かなくてはいけない。

待って、私勘右衛門の番号知らない。

勘「兵助〜、何番？」

兵「俺は五番だよ。勘右衛門は？」

勘「7番。前の席だからちょっと残念かなぁ」

…7番、私も引かないと

さっきの男子みたいに心の中でゴットハンドぉぉぉ！

と、叫びながらくじを引く。

恐る恐るくじを開くと…

『…11番』

いつもなら嬉しいはずの1番後ろの席。

でも今回はちっとも嬉しくない。

『…はぁ。引けなかったなぁ』

仕方なく机を動かしていると、勘右衛門が何故か

後ろの席に机を運んでいた。

しかも私の隣の席。

今日欠席の人いるからその人の分かな。

なんて思っていると、その机を運び終えるとストンと

座っていた。

『え？』

勘「ん？Aどうしたの？机持ってきなよ」

『いや、勘右衛門7番じゃなかったっけ？』

私は耳そんなに悪くないから聞き間違えることなんて

ないはず……。

勘「あぁ、くじ交換したんだよ。」

『え！ダメじゃん！どうしてそんなことしたの？』

先生にバレたらまずいのでこっそり疑問を

ぶつける。

すると、その次の瞬間私の耳や頬は真っ赤になっていくのを

感じた。

勘「Aの隣が良かったから」

……それはズルくないですか？

┈┈┈
今回のテーマは(席替え)でした！

作者のクラスはほとんど女子なので席替えは

ドキドキしません。

勘「女子校じゃないのに」

学科ごとに別れてるので男子と女子の人数差が

結構あるんですよ。

勘「なるほどね〜。」

ちなみに作者は中学生最後の席替えで教卓の

真ん前を引きました。

勘「…ドンマイ」

※めっちゃ当てられた

愉快なオモチャ？頑丈なオモチャ？弱いオモチャ？(諸泉尊奈門)→←続き

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す