忍たま達の皐月の短編集

生徒とか教師とか関係ない(土井半助) ページ2

『土井先生、好きです。結婚してください』

土「…早く宿題をしなさい」

そう言って私は目の前にいる生徒に宿題を大量に渡す。

私に毎日告白する生徒は6年生のAだ。

いつも適当にあしらっているのだが中々諦めてくれない。

かと言って、嫌いという訳では無い。

寧ろその逆で、私自身も恋愛対象として好いている。

しかし、相手は生徒。自分は先生だ。

好きなのを悟らせる訳にはいかない。

『また、宿題ですか？……めんどくさい……。あ！
土井先生！宿題出来たら抱きしめてくれますか!?』

土「早くやってきなさい！」

軽く叱りつけてAを部屋へ連れ込んでいく。

抱きしめたいが、そんなことは今は出来ないのだ。

数時間後

『土井先生ー！宿題終わらせましたよ！
抱きしめてください！』

土「はぁ!?」

『約束したじゃないですか！』

土「してないだろう!?」

『私の中ではしたことになってます。』

勝手な約束を取り付けられている。

……本当に困った生徒であり、想い人だ。

『土井先生、私本気で好きなんですよ？
なのにいつも突き返されて…。さすがに傷つきますよ…』

そういうAは、悲しそうな顔をする。

『土井先生、これを最後の告白にします。
先生、大好きです。』

土「…はぁ」

『ほら、早く振ってくださいよ。いつものように適当に
あしらってください。』

土「…私も好きだ。」

『……いや、いいんですって。嘘はいりません』

土「本気で…好きだ。」

『…はぁ!?じゃあなんで今まであんな態度とってたんですか!?』

土「私とお前は生徒と先生だからだ。」

土「教師と生徒の関係なんだから、好きなのを言う訳にも
いかないだろう」

『なんだ…。嫌われてるんじゃなかったんですね。』

土「嫌うわけないじゃないか。…A、卒業したら
結婚してくれるかい？」

『…はい！大好きですよ！』

土「あぁ。私も好きだよ」

そう言って私は、宿題を頑張ったAを優しく抱きしめた。

┈┈┈┈┈
生徒と先生の恋って現実であるんでしょうか…

土「知らないだけだあるんじゃないか？」

それは無いと思います。現実はイケメンな先生ではなく、

おじいちゃん先生がいる可能性が高いので…。

(*°ㅁ°)ﾊｯ‼

でも、おじいちゃん先生も人気な先生いるからワンチャン…

土「何を考えているんだ！」

※失礼致しました…

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