好きな子 = 俺の彼女 【 宮治 】

第136話 ページ44

北さんに言われた通り、みんなが来るまでのんびりボール磨きをする。北さんは確かに少し怖いけど、優しい人だからきっとモテるんだろうなぁ...。

てか、バレー部みんなかっこいいよね。治くん侑くん以外もまじかっこいいよね。凄すぎでは？？
そんなところに居る私.....とんでもない。

と、いろいろ考えながらボール磨きをしていると誰かの足音が聞こえてくる。誰だろう...北さんかな？



A「あっ...」


治「...あ」



北さんの次に来たのは意外にも、私が会いたかった人で。



A「おはよう、治くん」


治｢...｣


A「......え、あの」


ぐいっ！


A「わっ」



突然引っ張られてそのまま抱きしめられる。
びっくりしたけど、なんだかすごく安心する。



治「おかえり、Aちゃん」


A「うん、ただいま」


治「あー、もうあかん。めっちゃ好きやどないしよ」


A「何それw」


治「Aちゃんの匂いやあ...しんど...」


A「治くんの匂い落ち着く...好きだなぁ...」


治「あかんわ、それはあかんわ」


A「何言ってるのw」


治｢ほんとかわええな、なんなん？めっちゃ苦しいわ｣


A「なんか忙しいね治くん」


治｢思考が追いついてないねん、ショート寸前や｣


A｢帰ってきたって言ったのに？｣


治「おん。あんな、わかったことがあるんや。俺は遠距離向いてへん」


A「私もちょっと無理そうだな」


治｢はぁ...｣


A｢他のみんなは？｣


治「まだや、俺はたまたまはよ来ただけ。これはあれやな、運命やな｣


A｢ふふ...w｣


治｢あ、宮城どーやった？」


A「楽しかったよ！あのね！」

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