好きな子 = 俺の彼女 【 宮治 】

第133話 ページ40

治くんと午前中は何があったとか、いろいろ話せてとっても楽しかった。まだ話す気満々だったんだけど、飛雄が呼ぶもんだから切らざるを得ない。



影山｢遅いっすAさん！ボール投げますよ！！｣


A｢待って待って！わかったから！！｣


治｢おっかない後輩くんやな｣


A｢いい子なはずなんだけど.....ごめんね｣


治｢ええんよ、話せただけで嬉しかったわ｣


A｢また電話しようね。それじゃあ...｣


治｢Aちゃん｣



またね、と言おうと思ったら呼び止められる。
代わりに、どうしたの？と言おうとすると先に治くんが口を開く。



治｢好きやで｣


A｢.....私も｣


治｢ん。ほんなら、午後も頑張ってな｣


A｢うん、治くんも頑張ってね｣



通話を終了して、急いで飛雄の所へ向かう。
でも、私の気持ちはふわふわしてる...話ちゃんと聞けなかもしれないわ。



日向｢あの！今電話してたのって、好きな人とかですか？｣


A｢...よくわかったね｣


日向｢優しい顔してたので、そうなのかなって｣


影山｢Aさん彼氏いるんすか！？｣


A｢うん、いるよ｣


影山｢.....どんな奴ですか｣


A｢私と同じで双子で、バレー部で...｣


影山｢どこがいいんすか｣


A｢んー.....ここっては言えないな。全部が好きだから｣


真莉｢言うね〜｣


A｢あっ！ちょっと撮らないでよ！！｣


真莉｢動画回しといてよかった〜w これも送っとくわ｣


A｢やめてほんとに！｣



――――――――――――――――――――



A『んー.....ここっては言えないな。全部が好きだから』



治｢...｣


侑｢あいつ、やりおるな...｣


銀島｢かっこええこと言うやん｣


角名｢よかったね治｣


治｢...反則やろ｣


角名｢治は？どう？｣


治｢俺やって、全部大好きに決まっとるやん｣


角名｢はい、ごちそうさまでーす｣


治｢はっ？！お前、撮ったな！！｣


角名｢送信しました｣


治｢角名！！｣


銀島｢なんや、お前らラブラブやな｣


侑｢はー！ムカつくわあ！！！｣



――――――――――――――――――――



治『俺やって、全部大好きに決まっとるやん』



A｢うぅ、恥ずかしい...｣


真莉｢仲がよろしいですねぇ〜w｣


A｢角名くんと真莉には気を付けないとだよ｣


真莉｢あははw｣

第134話→←第132話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す