第123話 ー Osamu side ー ページ30
ー 治side ー
今日の昼はAちゃんの弁当や!とウキウキしとったのに、また呼び出し。
今日は無理やって断ったんやけど、しつこすぎるし今にも号泣しそうでめんどくさかったから、渋々ついて行くことに。
治「行かんとめんどいみたいやから行ってくる...」
A「そっか」
治「ほんますまん...空き教室で待っとって、終わったら行く」
A「はーい」
Aちゃんは笑いながら手を振ってくれとったけど、申し訳なかった。速攻で終わらせんとな。
治「どうせ告白やろ。お前...ちゅうか、お前ら?とは付き合えへんから」
「なっ、なんでですか!」
治「他の奴から聞いてへんのか?俺、好きな子おんねん。その子と付きあっとる」
「聞きましたけど、信じられん!」
治「お前らが信じたくないだけやろ。はぁ、めんど...」
「.....先輩が言うとる人ってマネージャーの人ですか」
治「やったらなんや?あの子になんかするんか?んなことしたら、俺はお前らのこと許さへんぞ」
「「っ...!」」
治「.....もうええか。はよ戻らんとあかんねん」
「そ、そんな脅されても、うちら引きませんよ!」
「他の子に連絡したら、あの先輩なんて...」
治「なんやねん...」
長くなりそうやな...思たからAちゃんに連絡。
弁当持って帰るって連絡くるから、放課後食うと返す。
治「(腹壊したりせんのに...心配してくれるとか優しすぎるわしんど)」
Aちゃんとやり取りしとる間も、1年はずっと話し続けとる。お前らの話なんかこれっぽっちも興味無いんじゃボケが。
1年の話を聞き流しとったらスマホが鳴る。誰かと思えばツムからで、画像を送信した後に「ええやろ」のメッセージ。
開くとツムが送って来たのは弁当の写真で、むっちゃ見覚えのあるやつ。
治「...は?」
口から出た言葉をそのままツムに送ると、Aちゃんがくれた言いよる。ほんで、食うな言うても食うと返ってくる。
ほんまふざけんなよあのクソ!!
治「俺、お前らの相手してる暇ないわ」
「え、ちょ...」
1年を置いて俺はAちゃんとツムが居るであろう教室へ猛ダッシュ。弁当持って帰る言うたやん!!
教室着いて走ってきた勢いのまま扉を開ける。
スパァンッ!
治「はあっ...はあっ...」
教室には弁当にがっつくツムと、その目の前に座るAちゃん。要するに向かい合っとる。
A「あ...治くん」
治「なに、食うとんねんっ!!!」
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莉智(プロフ) - コアラのマーチさん» あけましておめでとうございます!わわっ...嬉しいです〜!ありがとうございます!!頑張って更新します!! (2021年1月1日 1時) (レス) id: a60286b6c0 (このIDを非表示/違反報告)
コアラのマーチ - 明けましておめでとうございます!今年初の夢小説です!!今年も面白い夢小説を期待しています!更新楽しみにしています!! (2021年1月1日 0時) (レス) id: 5331eb9aa0 (このIDを非表示/違反報告)
莉智(プロフ) - soraさん» コメントありがとうございます!ちゃんと両思いにできてよかった〜と書きながら思っているところです笑 更新頑張ります! (2020年12月18日 23時) (レス) id: a60286b6c0 (このIDを非表示/違反報告)
sora - 最後、泣きそうになりました。両思いって良いですね~♪続き楽しみに待ってます!! (2020年12月17日 15時) (レス) id: 743ae616df (このIDを非表示/違反報告)
莉智(プロフ) - 柊さん» コメントありがとうございます!1からお読みいただいたということで嬉しい限りです。頑張って更新しますので、お待ちください!! (2020年12月5日 11時) (レス) id: a60286b6c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:莉智 | 作成日時:2020年11月16日 22時