転校生 ＝ 気になる子【 宮治 】

第38話 ページ40

北｢...｣


尾白｢...信介、何見とるん｣


北｢三宅さん｣


尾白｢...あぁ、治の子か｣


北｢部活前にぶつかった｣


尾白｢なんやそれ｣


北｢...｣


A｢.....｣


治｢ん！Aちゃん今日も来とるー！｣


銀島｢それはよかったな｣


治｢いつもよりすこーし近いな！｣


角名｢.....そんな変わんないと思うけど｣


北｢...三宅さん、ええ子やね｣


｢｢｢？！｣｣｣


銀島｢き、北さん、急にどうしたんです？！｣


角名｢あいつと話したことあるんですか？｣


北｢部活前にちょっとな｣


尾白｢ええ子って...｣


北｢見に来とる奴らはみんなお前ら見に来とるやろ｣


治｢そっ、そないなことは.....｣


北｢でも、あの子はこのチームのこと見てくれてる。このチームのこと考えてくれとるみたいでな｣


尾白｢ほーん...｣


北｢やから、ええ子やなって｣


治｢ほんま！Aちゃんはええ子ですよ！！｣


角名｢それはお前が気になってるからでしょ｣


銀島｢てか、侑はどこ...あ｣


治｢あっ！！！｣


角名｢三宅が居る下に行ってるよ...いつの間に｣


侑｢みやけー｣


A｢えっ、何してるの...休憩してなよ...｣


侑｢1人やから寂しいかと思ってな〜 タオルとか持っとるし大丈夫や｣


A｢いや、大丈夫だから戻ってください｣


侑｢えーなんでやー｣


A｢あっち見てよ！みんな見てる！｣


侑｢気にすることないやん｣


A｢するの！！｣


治｢おいコラ！！何をAちゃんに話しかけとんねん！！！｣


A｢治くんまで来た...｣


侑｢俺が誰に話しかけようが関係ないやろ｣


治｢あるんじゃボケ｣


A｢2人揃ったら視線が.....うぅ...｣


侑｢別にええよなあ、三宅｣


治｢Aちゃん、駄目やって言うて｣


A｢え、えっと...その...｣


北｢侑、治、戻って来んか。練習再会すんで｣


｢｢でも！｣｣


北｢戻って来い｣


｢｢分かりました...｣｣


A｢...｣ぺこっ


北｢...｣ぺこっ


A｢...治くん、宮くん、残りも頑張ってね｣


治｢ありがとお！最後まで見ててな！！｣


侑｢おん、ありがとさん｣


北｢.....候補としてはやっぱりありやな｣


銀島｢候補、ですか？｣


尾白｢なんの候補や？｣


北｢マネージャー、ちゃんとやってくれそうやん｣


角名｢確かに.....あいつら見ても騒がないし、真面目だしいいかもしれないですね｣


北｢まあ、あの子次第やけどな｣


A｢はぁ...｣

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