第30話 ページ32
A「えっと...」
治「...宮くんやとややこしいやろ」
A｢そう、だけど...｣
治｢...俺もAちゃんって呼ぶし｣
A｢えっ...！｣
治｢やから、Aちゃんも俺のこと名前で呼んでや｣
A｢.....明日からでもいいですか｣
治｢なんでやねん。もー！名前で呼んでくれんと無視するからな！！｣
A｢え｣
治｢...｣
A｢み、宮くん嘘だよね無視とかそんな...｣
治｢...｣
A｢(これはガチだ.....)｣
治｢あー俺は呼んだんやけど、呼んでくれへんなんて酷いわー 傷付いたわー｣
と、あからさまに隣で言ってる。
冗談でも、そんなこと言われたら私が負ける。
A「......治くん」
治｢...｣
A｢...｣
治「...なん？」 ふわっ
A「っ...え、あ、の...」
治くんと言ってみると、優しく微笑みかけられる。
急なことすぎて頭が回らない。なんでそんな顔するの宮く.....治くん。
治「で、ほんまになん？言いかけてたやろ」
A「えっと、治くんは好きな食べ物とかあるのかなって」
治「飯」
A「それは知ってるよ」
治「おにぎりも好きや」
A「それも知ってる。それ以外でってことで...」
治「んー.....ほんならあれや」
A「？」
治「Aちゃんが作ったもんなら多分なんでも好きやな」
A「えっ...」
治「むっちゃ美味いし」
A「そうですか...」
治「おん。てか、なんも言わんけど家こっちで合っとるん？」
A「うん、こっちだよ」
治「俺ん家と同じ方向なんやな。意外と近いんとちゃうか｣
A「それあるかもね」
治「なら一緒に登下校出来るな！」
A「そんなことしたら治くんのファンのに私が殺されちゃうよ」
治「何言うとんのw」
A「女子は怖いんだから！」
治「ほんなら、襲われんよう俺が守ったるわ」
A「へっ？！」
治「安心やろ？」
A「いや...治くんと私が一緒に帰ったりするのがよくないといいますか...」
治「俺はAちゃんと一緒に居たい」
A｢直球すぎる...。前から思ってたけど、なんで私なんかと...」
治「んー、なんやろな...一緒に居ると楽しいし、ほっとするから？」
A「...そうなんだ」
治「前も教室で似たようなこと言うたけど、俺が誰と一緒に居ようと俺の勝手やん。他人にとやかく言われる筋合いないわ」
A「はっきりしてるよね治くん」
治「そーか？」
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莉智(プロフ) - 興馬さん» ありがとうございます！ (2020年9月22日 22時) (
レス) id: a60286b6c0 (このIDを非表示/違反報告)
興馬(プロフ) - 莉智さん» いぇいぇ、更新大変だと思いますが、頑張ってください (2020年9月22日 21時) (レス) id: 9040efc7f3 (このIDを非表示/違反報告)
莉智(プロフ) - 興馬さん» 大変申し訳ありませんでした。見つけ次第修正致します。ご指摘ありがとうございました。 (2020年9月22日 13時) (レス) id: a60286b6c0 (このIDを非表示/違反報告)
興馬(プロフ) - あ…あの、ちょくちょく由利と名前が出てきてたのですが (2020年9月22日 10時) (レス) id: 9040efc7f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉智 | 作成日時：2020年8月17日 22時
