第23話 ｰ Atsumu side ｰ ページ25
ｰ 侑 side ｰ
侑｢どないなっとんねん！｣
あいつと会うことなく気付いたらもう放課後。ほんまどないなっとんねん。教室ちらっと見ても居らんし、廊下探してみても居らんし。休みなんか。
と考えながら、生物準備室へ。
ガラッ
侑｢あさぎっちゃーん｣
A「あっ...」
侑「あ...」
そこには探しとった奴。なんや休みちゃうやん。
むっちゃ気まずい顔しとる。
朝霧「おー侑、ちゃんと書いたんか」
侑「めんどかったけど、書きましたー」
A｢...｣
朝霧「提出物くらいちゃんと出さんと」
侑「忙しくて忘れてまうんです〜」
朝霧「お前っちゅう奴は...」
A「...あ、あの！わ、私、失礼しますね」
朝霧「おう、気ぃつけて帰り」
A「はい！さようなら！」
ガラッ！
朝霧｢...ん、ちゃんと書いとるな｣
侑「.....俺ももう行きますわ」
朝霧｢部活がんばり〜｣
――――――――――――――――――――
礼言うチャンスや！思たらあいつまた逃げた。
俺なんもしとらんやろが！！！
侑｢...荷物持ってへんかったし教室か？｣
部活もあるから足早に教室へ。
1-3に着くやっぱり居った。
侑「おい」
A「っ！」
侑「...」
A「みっ...宮、侑くん......｣
侑｢(昨日とえらいちゃうやん....おどおどしとる....)｣
A｢あ、あの、昨日は...」
侑「ありがとうな」
A「...え？」
侑「昨日、怪我してるん気付いてくれて」
A「い、いえ、私は感謝されることしてないです。昨日はその.....勝手に余計なことを.....生意気なこと言って、ごめんなさい...」
侑｢いや、別に怒ってへんけど｣
これはほんまのこと。
A｢.....怒ってないの｣
侑｢逆になんで怒ってると思ったん｣
A｢昔もその...余計なこと言うなって、怒られたことあるから...｣
侑｢ふーん.....でも、俺は確かにお前の言うた通りやと思た。万全な状態でバレーした方が楽しいわ｣
A｢そう、ですか...｣
侑｢.....そんだけやから｣
A｢あ、あの｣
侑｢...なん｣
A｢怪我の調子は、大丈夫...かなと｣
侑｢...お前が言うてくれたから悪化せんかってん｣
A｢そっか.....ならよかった｣
そう言って少し微笑む目の前の奴。
なんや普通に綺麗な奴やん。
侑｢.....ほんなら、またな三宅｣
A｢う、うん！また明日ね宮くん｣
サムが三宅を気にするんもなんかわかるわ。
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莉智(プロフ) - 興馬さん» ありがとうございます！ (2020年9月22日 22時) (
レス) id: a60286b6c0 (このIDを非表示/違反報告)
興馬(プロフ) - 莉智さん» いぇいぇ、更新大変だと思いますが、頑張ってください (2020年9月22日 21時) (レス) id: 9040efc7f3 (このIDを非表示/違反報告)
莉智(プロフ) - 興馬さん» 大変申し訳ありませんでした。見つけ次第修正致します。ご指摘ありがとうございました。 (2020年9月22日 13時) (レス) id: a60286b6c0 (このIDを非表示/違反報告)
興馬(プロフ) - あ…あの、ちょくちょく由利と名前が出てきてたのですが (2020年9月22日 10時) (レス) id: 9040efc7f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉智 | 作成日時：2020年8月17日 22時
