第21話 ページ23
A「(早くここから離れねば...捕まったら怒られる未来しか.....)」
宮侑くんに会ってしまったものだから、凄い早歩きで教室に向かう私。こんなに颯爽と歩いたことがあっただろうか。てか、走らないのを褒めて欲しい。
A「油断した.....まさかあんな出会い方するなんて...」
と考えながら、教室へと急ぐ。
宮くんはたぶんあのまま部活に行くだろう。荷物もってたし...。
A「(やっと教室.....よし、早く帰ろう)」
教室へ行くと、珍しく誰もいなかった。いつもなら誰かしらいるのに...こんなこともあるんだな。
えっと、英語のワークと数学と...現国はプリント...。
明日、真莉に貸してって言われそうだなぁ...。
と思っていると、部活に行ったはずの人が声をかけてくる。
侑「おい」
A「っ!」
侑「...」
A「みっ...宮、侑くん......」
侑「...」
A「あ、あの、昨日は...」
侑「ありがとうな」
A「...え?」
侑「昨日、怪我してるん気付いてくれて」
A「い、いえ、私は感謝されることしてないです。昨日はその.....勝手に余計なことを.....生意気なこと言って、ごめんなさい...」
侑「いや、別に怒ってへんけど」
A「.....怒ってないの」
侑「逆になんで怒ってると思ったん」
A「昔もその...余計なこと言うなって、怒られたことあるから...」
侑「ふーん.....でも、俺は確かにお前の言うた通りやと思った。万全な状態でバレーした方が楽しいわ」
A「そう、ですか...」
侑「.....そんだけやから」
A「あ、あの」
侑「...なん」
A「怪我の調子は、大丈夫...なのかなと」
侑「...お前が言うてくれたから悪化せんかってん。やからお礼言いに来たんや」
A「そっか.....大丈夫ならよかった」
侑「.....ほんなら、またな三宅」
A「う、うん!また明日ね宮くん」
宮くんには怖いイメージが強かったけど、意外といい人かもしれない。
またな、って言ってくれたから少しは仲良くなれたのかな.....よかった。
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莉智(プロフ) - 興馬さん» ありがとうございます! (2020年9月22日 22時) (レス) id: a60286b6c0 (このIDを非表示/違反報告)
興馬(プロフ) - 莉智さん» いぇいぇ、更新大変だと思いますが、頑張ってください (2020年9月22日 21時) (レス) id: 9040efc7f3 (このIDを非表示/違反報告)
莉智(プロフ) - 興馬さん» 大変申し訳ありませんでした。見つけ次第修正致します。ご指摘ありがとうございました。 (2020年9月22日 13時) (レス) id: a60286b6c0 (このIDを非表示/違反報告)
興馬(プロフ) - あ…あの、ちょくちょく由利と名前が出てきてたのですが (2020年9月22日 10時) (レス) id: 9040efc7f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:莉智 | 作成日時:2020年8月17日 22時