第12話 - Osamu side - ページ14
- 治side -
A「.....こんなもんかな」
治「ありがとさん」
A「んーん。宮くん、綺麗な手なんだから大切にしてね」
治「綺麗、なんか？」
A「綺麗だよ。あと、かっこいい」
治「手が？」
A「手が」
手がかっこいい言われたのが気に食わんかったとかやないはず、なんやけど...。俺の口から勝手に出た、三宅さんへの質問。
治｢俺やなくて？｣
A｢えっ...｣
治｢...｣
はあ？！！何が “俺やなくて？” や！！馬鹿なんか！！？何を聞いとんねん！！！！はあ？！！！
A｢...｣
治｢(三宅さんびっくりしてはるやん！！！)｣
A｢あ...｣
治｢すまん、今のなし｣
A｢え、あの...｣
何か言いかけた三宅さんやったけど、ちょうどチャイム鳴って担任が入ってくる。ナイスや。
治｢(はぁ.....昨日が初めましてやったんやぞ...やばいやろが...)｣
A｢...｣
治｢(三宅さんはなんか書いとるし.....まさか広める気やないやろな.....)｣
なんて担任の話も聞かず机に突っ伏してる俺。こーゆう時、1番後ろの席でよかったと思うわ。
突っ伏したままさっき言うたことについて後悔していると
くいくいっ
治｢？｣
隣の子が俺の制服を引っ張っとる。
なんの用や...と思いつつ、腕の隙間から引っ張ったであろう子を見る。
A｢...｣
すっ...
治｢...？｣
担任にバレんよう俺の机にメモ用紙を置く彼女。
何が書いてあるんかな...悪口とかやったらどないしよ...とネガティブ思考のまま綺麗におられたそれを開いてみると、これまた綺麗な字が目に入る。
――――――――――――――――――――
宮くんへ
私、手フェチだから手がかっこいいって言ったの。
ごめんね。
大丈夫、宮くんはかっこいいです。
三宅より
――――――――――――――――――――
よーわからんけど、むっちゃ嬉しい。
ニヤニヤしてまう...どないしよ...。
治｢.......あかん｣
――――――――――
キャラが掴めなくて申し訳ないです...。
暖かい目で見てください...。
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莉智(プロフ) - 興馬さん» ありがとうございます！ (2020年9月22日 22時) (
レス) id: a60286b6c0 (このIDを非表示/違反報告)
興馬(プロフ) - 莉智さん» いぇいぇ、更新大変だと思いますが、頑張ってください (2020年9月22日 21時) (レス) id: 9040efc7f3 (このIDを非表示/違反報告)
莉智(プロフ) - 興馬さん» 大変申し訳ありませんでした。見つけ次第修正致します。ご指摘ありがとうございました。 (2020年9月22日 13時) (レス) id: a60286b6c0 (このIDを非表示/違反報告)
興馬(プロフ) - あ…あの、ちょくちょく由利と名前が出てきてたのですが (2020年9月22日 10時) (レス) id: 9040efc7f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉智 | 作成日時：2020年8月17日 22時
