競って釣って ページ6
キルアside ＊＊
レオリオ「現在手元には300万相当のダイヤと残金の240万ジェニー、そして昨日の腕相撲で稼いだ275万ジェニー。しめて約800万の予算がある！」
ドドン、っと机の上に札束とダイヤを広げ、レオリオは目をギラギラさせながら金の話を始めた。こいつ、こういう時だけは頼もしーんだよな。
俺とゴンの次の目的はヨークシンのオークションに出品される“グリードアイランド”という超レアゲーをプレイすること。クラピカと連絡がついて4人で集まるまで、レオリオは俺らの金儲けに付き合ってくれることになった。
レオリオ「何とかこれをゲーム最低落札価格90億以上まで増やさなきゃいかんわけだが、やはりまっとうな方法じゃ届かねェ金額だ」
ゴン「腕相撲もあまりまっとうとは言えなかったけど…」
俺達が昨日やったのは『ゴンに腕相撲で勝てばダイヤをあげる』という条件競売。ゴンの見た目で判断して挑戦してくる奴から金を稼ぎまくることができたが、今日も同じ手が使えるわけはない。
キルア「昨日の後半は、なかばヤケになったリベンジャーしか挑戦してこなかったもんな」
ゴン「今日はもう、うわさが広まって誰も挑戦してこないよ。きっと」
しかし、レオリオは余裕そうな顔で『いいんだよ、はじめからそのつもりだったんだから』なんて言って、
レオリオ「腕相撲はエサまきさ。地中のモグラをおびきよせるためのな」
＊＊
レオリオ「さぁーーいらっしゃい条件競売だよーー！！競売品は300万相当のダイヤモンド！！落札条件は腕相撲！！この少年に最初に勝った者にダイヤが与えられますよ！！」
レオリオの声につられて多少人は集まるものの、やはり昨日の500人抜きのうわさが広まっていて、誰も挑戦しようとはしない。が、
しばらくすると人混みをかき分けて男が二人、前に出てきた。
『昨日のアンタらの腕相撲、見させてもらってたぜ』
レオリオ「そりゃどうも」
『もっと楽に稼げる方法を教えてやるよ。知りたかったらついてきな』
なるほど、こいつらがレオリオが言ってた地中のモグラか。
話に乗らない理由がない俺達はその怪しげな男二人の後をついていき、路地裏に潜む建物に案内された。入り口に強面のガードマンが立っている以外は、一見危険な匂いなんてしないが、地下に降りるとそこは、
レオリオ「な、なんだこれ」
蒸し暑いくらいの熱気。鼓膜を刺激する歓声。観客が取り囲むリングでは二人の男による殺し合いが繰り広げられていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 164人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るなるん(プロフ) - 好きです！続き待ってます！ (2022年4月20日 18時) (
レス) @page31 id: a73b6209c2 (このIDを非表示/違反報告)
ナツメ(プロフ) - Eveさん» Eveさんはじめまして！嬉しいお言葉ありがとうございます！！これからもぼちぼち更新していくので気長に見ていただければと思います^_^コメントありがとうございました！ (2020年5月13日 0時) (レス) id: c7fe5650e1 (このIDを非表示/違反報告)
Eve(プロフ) - 初めまして！すごく面白くてあっという間に読んでしまいました！本当に応援してます。これからの展開にドキドキです。応援してます。更新心待ちにしています！！！ (2020年4月19日 20時) (レス) id: 718ab04592 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナツメ x他1人 | 作成日時：2019年10月30日 23時
