幸せ者たち ページ40
クロロside＊＊
マチ「団長。アンタはさ、Aとシャルのこと、どう思ってんだい？」
俺達から少しだけ距離を空けて歩いている後方の二人を確認してから、マチは俺を追いかけてこっそり聞いた。
クロロ「どうって、何がだ？」
だいたい言おうとしてることに察しはついているが、聞き返す。
マチ「何がって…Aはともかく、シャルはあの子のこと特別な目で見てる。仲間内でそういうことが起こっても、いいのかい」
クロロ「二人がそれでいいなら、いいんじゃないか？」
大切なものが増えれば増えるほど、奪うより守りの姿勢なる。マチが心配してるのはきっとそういうことだ。俺達の生活にはいつも死が共存している。
クロロ「それに、俺は外野がどうにかできるものでもないと思う」
マチ「…それもそうだね」
ノブナガ「にしても、シャルはかなり奥手だな。見てるこっちがもどかしいわ」
横でちゃっかり話を聞いていたノブナガが思い出したように呟く。…まぁ、それはほとんどの奴が思っていることだ。
マチ「やっぱり迷ってるっていうのもあるんじゃない？子供の頃から一緒だった相手なんだし」
クロロ「それよりも、原因はAの方だな」
マチ「どういうこと？」
ノブナガ「あー…確かにあいつは見えないとこで他人と一線引いてるっつーか…たまに何考えてるかわかんねー時があるもんな」
クロロ「あぁ 」
それは一度、手のつけようがないところまで行ってしまったAが染み付けてしまった無意識のうちの癖だ。
昔からあいつは人のために笑うことが多かった。そんな姿を見てると、俺は心の何処かで可哀想な奴だと哀れむのだ。
きっと、シャルだけがそれをしなかった。そういうことだな。
パクノダ「でもあの二人、ああして笑ってると可愛いわよね」
マチ「まぁね。毒気は消えてるかな」
クロロ「料理みたいに言うなよ、マチ」
ノブナガ「あいつら、何の話すんだろな〜」
マチ「余計なお世話だよ、おっさん」
パクノダ「そうよノブナガ。それに、あの二人のことだからきっと明日の朝食の話でしょうよ」
ノブナガ「まぁあいつらまだガキくせぇし、目玉焼きには何をつける〜とかで揉めそうだしな」
マチ「揉めるまでもないね。醤油に決まってる」
ノブナガ「同感だ」
コルトピ「僕はソース」
マチ／ノブナガ「「はぁ？」」
お前らもなかなか子供だな、と俺は心の中で笑った。ちなみに俺もソース派だ。
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ナツメ(プロフ) - 緑那さん» 緑那さんはじめまして、作者のナツメです〜〜＼(^_^)／私も緑那さんのコメントを読みながらどきどきしちゃいました…！！めっちゃ励みになるし超嬉しいです〜〜(;_;)本当にありがとうございます！これからも頑張るのでぜひ読んでいただければなと思います！ (2019年6月25日 20時) (
レス) id: 11619fb97c (このIDを非表示/違反報告)
緑那(プロフ) - はじめましてコメント失礼します……！興奮しすぎてまとまってない感想を殴り書きしたら普通に文字数オーバーだったのですごく簡単になってしまうのですが、読んでるあいだずっとどきどきしてました。自分でもびっくりです読んでてめっちゃわくわくしました……！！ (2019年6月25日 17時) (レス) id: 3c1948d3a1 (このIDを非表示/違反報告)
ナツメ(プロフ) - すーさん» わー！！ありがとうございます！頑張ります＼(^_^)／ (2019年6月14日 6時) (レス) id: 11619fb97c (このIDを非表示/違反報告)
すー(プロフ) - 続き待ってます！ (2019年6月9日 13時) (レス) id: 53cfd44f92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツメ | 作成日時：2019年5月25日 23時
