今も昔も ページ31
シャルナークside＊＊
約束の時間は、30日正午。現在30日真夜中。もうすぐ31日に差し掛かろうとしている。
集合時間はとっくに過ぎて、来てないメンバーは残すところヒソカとAの二人になった。ヒソカはともかくとして、Aは今日もてっきり団長と一緒にいると思ってたけど…そうじゃないのか。
フィンクス「っち、来ねぇな…」
集合時間の15時間10分前には集まるという謎の掟を持っているフィンクスが痺れを切らしたようにそう吐き捨てた。お前は早く来すぎだ。
フェイタン「もうすぐ夜明けね」
ウボォーギン「あいつら…今度会ったら八つ裂きにしてやる」
皆待ちくたびれてピリピリしているのがわかる。
極限まで機嫌の悪くなったウボォーがそう言った時、手元の蝋燭がジッと小さな音をたてて消えて、団長が本を閉じた。
ヒソカ「おやおや♦物騒な話をしているね、怖い怖い♠」
ウボォーギン「ヒソカ！テメェ！」
ヒソカを見て勢い良く立ち上がったウボォーに続き、俺も立ち上がってヒソカに声をかけた。
シャルナーク「ヒソカ！遅かったじゃないか」
マチ「ったく、来ないかと思ったよ」
マチがヒソカを一瞥して言うと、ヒソカは挑発するように彼女を見て言った。
ヒソカ「君に来いって言われたからねぇ♣約束破ったら、君のあの念糸縫合が見られなくなると思ってさ♥」
マチ「ふん」
ウボォーギン「あとはAだけか。ったく、相変わらずだな」
フェイタン「あいつ協調性ないよ」
本当に、おかしいな。Aはマイペースだし協調性皆無だけど、よっぽどのことがない限り時間に遅れたりしないのに。
クロロ「いや、揃った」
シャルナーク「え？もしかしてA参加しないの？」
「違くて。ずっといたんだよね」
準備が整ったように立ち上がった団長を見上げて聞くと、団長の後ろから踵を返すようにAが現れたから、当然皆は驚いた。これだけの人数が居て、皆警戒してるのに誰も気配を感じなかったから。
「随分言ってくれたじゃん、八つ裂きとか協調性ないとか美少女とか！」
ビシッと決めポーズをしてしょうもないことを言うAらしい登場に、何人かの空気が柔らかくなったのを感じた。
マチ「最後のは聞き間違いだよ」
フェイタン「誰も言ってないね」
フィンクス「だいたいお前もう21だろ。美“少女”って年齢じゃねぇよ」
「あー、うるさいうるさい。全員黙れ！」
相変わらずだなぁ。メンバーはちょっと違うけど、何だか昔に戻ったみたいだ。
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ナツメ(プロフ) - 緑那さん» 緑那さんはじめまして、作者のナツメです〜〜＼(^_^)／私も緑那さんのコメントを読みながらどきどきしちゃいました…！！めっちゃ励みになるし超嬉しいです〜〜(;_;)本当にありがとうございます！これからも頑張るのでぜひ読んでいただければなと思います！ (2019年6月25日 20時) (
レス) id: 11619fb97c (このIDを非表示/違反報告)
緑那(プロフ) - はじめましてコメント失礼します……！興奮しすぎてまとまってない感想を殴り書きしたら普通に文字数オーバーだったのですごく簡単になってしまうのですが、読んでるあいだずっとどきどきしてました。自分でもびっくりです読んでてめっちゃわくわくしました……！！ (2019年6月25日 17時) (レス) id: 3c1948d3a1 (このIDを非表示/違反報告)
ナツメ(プロフ) - すーさん» わー！！ありがとうございます！頑張ります＼(^_^)／ (2019年6月14日 6時) (レス) id: 11619fb97c (このIDを非表示/違反報告)
すー(プロフ) - 続き待ってます！ (2019年6月9日 13時) (レス) id: 53cfd44f92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツメ | 作成日時：2019年5月25日 23時
