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＊ ページ27
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いのお
やっぱりおれは襲われるのかよっ…
「いーじゃぁーん！
私ら撮っててあげる〜！」
と、またスマホを構え始めた女子達。
はぁ？！撮られるの？、！
斎藤は「待ってました」って、いうみたいにスマホの録音開始の音が聞こえた途端、おれの唇へと口付けてきた。
いのお「んっ……ゃあっ…、だ、って……！」
どんどん深くなってくる口付けに恐怖を感じたおれは思わず叫んでいた。
いのお「ぃやだっ……！！！
大ちゃんっ！助けてよぉっ！！」
おねがい、大ちゃん、たすけて…。
急に押さえつけられていた腕を離され、しゃがみこむ。
何があったのか、と周りを見てみると驚く女子達や他の奴らに、倒れ込んでいる斎藤、…おれの目の前には大ちゃんがいた。
いのお「大ちゃ…」
ありおか「ごめん、遅くなって…
お前らなぁ、！俺がちょっとの間断ったからってこんなことすんなよ！！
お前らと過ごしてて楽しかった。
けど、見損なったわ。
これ、俺の彼女なの。
もう、2度といのちゃんに触れんな！」
と、おれのうでを引っ張ってずんずんと歩いていく大ちゃんに、おれは必死について行った。
…てか、彼女って！
恥ずかしいぃ〜！…けど、言われて嫌な気分はしない、
おれは大ちゃんが大好きなんだ。
ちゃんと気持ち伝えないと！
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作者名：るん | 作成日時：2017年1月26日 22時
