ぱーかー男子とぱーかー男子 2 (ページ25)

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いのお

大ちゃんが離れてから、おれは体育館の壁に寄り掛かりながら呼び出した人を待った。

しばらくすると、何人かの足音が聞こえた。

…ひとりじゃないのか。

襲われちゃうとして、おれの力では到底逆らえないけど、1人だったらまだ抵抗はできるかな、って思ってた。

けど、大人数ともなれば抵抗なんぞ出来やしないだろう。

「あ、ほんとにいる。

来てくれるんだねぇ…。いのおくんは、」

その声に反応して顔をあげると、クラスの大ちゃんとつるんでいた奴らだった。

おれの顔の写真を撮ってこい、と言ったやつら。

それに、クラスの大ちゃんと仲良かった女子の数名がいた。

いのお「なん、ですか…？」

まぁ、女子もいるし、襲われることはないだろうと思ったおれはおもいきって声をかけてみた。

「いのおくんって、女子みた～い、

顔見せてよ～～！！」

と、スマホを構える女子達。

それに加えて、俺の両腕をまとめて押さえつける奴。

おれが抵抗できないのをいいことに…おれの腕を押さえつけている、その斎藤って奴はおれのふーどを外した。

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