ぱーかー男子とぱーかー男子 2 (ページ24)

今日:4 hit、昨日:21 hit、合計:65,517 hit

＊ページ24

．

時は過ぎ…、放課後になった。

いのちゃんとふたりで体育館裏へと向かって歩いていると、いのちゃんが急に変なことを言い出した。

いのお「大ちゃん、

大ちゃんは体調悪いんだから帰ったっていいんだよ？」

なんて。

ありおか「ばーか。

俺はいのちゃんのそばにいたくて一緒にいるの。」

と言うといのちゃんは笑った。

「ありがと」って言って。

他愛もないことを話しながら歩いていると、体育館裏についた。

俺がいのちゃんのそばにいると呼び出した人は来ないだろうから、俺は少し遠くにいる、ってことになった。

いのちゃんの携帯と俺の携帯との、電話を繋げたままにして、いのちゃんが助けを呼んだらすぐに助けに行けるように。

ありおか「いのちゃん。俺がいるからね。」

と、一言だけ声をかけていのちゃんから離れる、

いのお「大ちゃん、ありがとう。」

今日で、何回言われたかわかんないくらいのいのちゃんからのお礼を受け取ると

ますます、いのちゃんを守らなくちゃって思うよね…。

．