ぱーかー男子とぱーかー男子 2 (ページ20)

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「ここじゃ話せない」と、連れてこられたのは、翔ちゃんがいる保健室。

さくらい「なぁんだぁ？

まぁ、ひかるが来るってことは色々事情あるんだろうから…ゆっくりしてけ。」

なんだか、ひかに甘い翔ちゃん。

え、そんなにひか、翔ちゃんと仲いいの？

やおとめ「ありがとー、！

ほい、大ちゃん座って。」

と、ふたりでベッドに座りひかは話し始めた。

ひかの話の内容は、いのちゃんがふーどを被って顔を隠している理由だった。

中学の時、いのちゃんは綺麗な顔が原因で、襲われかけたみたいで、それがトラウマでふーどで顔を隠してるらしい。

やおとめ「おれ、ずっといのちゃんと一緒にいて、守ってあげてたんだけどさ、今、おれよりいのちゃんと一緒にいれるのは、大ちゃんなんだよ。

それに、いのちゃん自身が一緒にいてほしい、って思ってるのは大ちゃんなんだよ。

だから、いのちゃんを守ってあげて。」

と、言ってひかはさっきの紙を渡してきた。

『放課後、体育館裏』

と、書かれているだけの紙。

でも、いのちゃんにとっては恐怖を感じるような言葉だったんだろう、

…俺がいのちゃんを守ってあげなくちゃ。

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