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伊野尾くんが転校してきた日から3ヶ月近くがたち、そろそろあの時期に近付いてきた。
あれだよ、
地獄のテスト期間。
俺はいつも赤点ギリギリの点数をとってて、まぁ今回のテストもそれでいっか、って思ってたんだけど
今回だけはそんなことしてられない。
俺がそう思う理由、
それはつい、1週間ほど前にこんなことがあったんだ、
┌
「有岡、お前、伊野尾の顔見たことある？」
ありおか「ねぇーよ！あんの？」
「ないけど、…気になんないか？」
ありおか「じゃーさ！今回のテストで1番点数悪いやつが伊野尾のこと、ずっと尾行して顔みよーぜ、」
「それいいな！」
└
あの時は伊野尾くんの顔のみたさでそんなことを提案しちゃったけど、
思い出したらあのグループの中で1番点数悪いの俺じゃねぇか。
顔はみたいとはいえ、ずっと尾行は嫌だね！絶対！
こんなこと、提案しなければよかった、と思った頃にはすでに遅かった、
．
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作者名：るん | 作成日時：2017年1月12日 22時
