６７． ページ20
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赤「そろそろ休憩するか？」
いつの間にか1時間くらい経っていたみたいで。
シャーペンを置いて、ぐーーっと伸びをした。
赤「とも、ほんま集中力あるし飲み込み早いよなぁ。」
緑「そう？」
赤「俺が教えとるから？」
緑「それはちゃうな。」
俺のし終わったプリントを丸つけながらそう言う大毅くん。
そんな大毅くんの顔をぼーっと見つめていると、ふと顔を上げた大毅くんと目が合った。
赤「うわ、なにぃよ。」
緑「大毅くんは好きな歌あんの？」
赤「ん〜、好きな歌ねぇ·····。」
さっきまで古典の和歌を中心に勉強していたからか、ふとそんな質問を投げかけてしまった。
大毅くんはしばらく悩んだあと、俺のシャーペンを手に取ってプリントの隅に文字を書き始めた。
緑「あさぢふの 小野のしの原 忍ぶれど あまりてなどか 人の恋しき·····？」
赤「知っとる？」
緑「え、わからん。」
赤「しらんの？」
俺がその和歌を知らなかったことを知るとほっとしたような表情になった大毅くん。
すると、大毅くんは何かを思いついたように笑った。
赤「じゃ今日はこれで終わり。」
緑「え、ちょ！まだ教えてもらいたいことあるし！」
赤「また今度教えるから。
まずその俺の好きな歌について考えてーや。それが俺のともへの想いやから。」
それだけ言って去っていった大毅くん。
大毅くんが居らんと学校で勉強する意味もないし、大毅くんのきったない字で書かれた和歌がかいてあるプリントを手に取って帰路についた。
緑「あさぢふの·····？」
プリントをみながら意味を調べてみようと5文字打つと、すぐにヒットした。
画面にその和歌の現代訳が映し出された。
【訳】この恋慕を隠しているつもりなのにどうして溢れてしまいそうになるのだろう。それほどまでにあの人が恋しいからか。
緑「俺への想いがこれ·····？」
意味を知り、恥ずかしさや暑さや色んなことが原因で火照った頬を冷ますように急いで家に帰った。
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しげつぐ。 - かみい*さん» 絶対見ます！もうすっごい面白かったです！次は、誰の作品を書いたいただくのかめっちゃ楽しみです！頑張ってください！応援してます！ 見るの遅れてしまってすいません！ (2019年3月24日 18時) (
レス) id: 398d076629 (このIDを非表示/違反報告)
かみい*(プロフ) - しげつぐ。さん» ありがとうございます！！無事完結することができました〜！！近々新作出そうと考えているので良かったらまた読みに来てくださると嬉しいです〜〜！！ (2019年3月23日 13時) (レス) id: 94cc54e643 (このIDを非表示/違反報告)
しげつぐ。 - キャーーーーーーーーーーーー！しげーーー不意打ちキスはあかんって〜笑めっちゃ最高すぎてヤバいです笑更新頑張ってください！！！ (2019年3月22日 20時) (レス) id: 398d076629 (このIDを非表示/違反報告)
しげつぐ。 - かみい*さん» 更新ありがとーーーーーーーーーーーーございまーす！重岡くん嫉妬してないかな？笑まあしなさそうやけど笑更新頑張れーーーーーー！ (2019年3月14日 18時) (レス) id: 398d076629 (このIDを非表示/違反報告)
しげつぐ。 - かみい*さん» 返信ありがとーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー完結まで突っ走って頑張れ！私なんかのコメントで励ましになっていただきありがとうございます。(急に堅いな笑by淳太)更新頑張ってくださいね！(^ワ^=) (2019年3月7日 18時) (レス) id: 398d076629 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かみい* | 作成日時：2019年2月19日 18時
