エンキョリでも何でも。(kt×in)

遠距離です。 ページ1

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kt side









新幹線の中で、ぼーっと考えていた。




可愛い可愛い恋人のこと。








しばらく大阪での仕事で、東京には行ってなくて恋人のいのおくんとは3.4週間ほど会っていなかった。









俺が持つ携帯が開いているのはいのおくんとのトーク画面。


何を送ろうか、と考えてもう30分程が経つ。









望「あー、もういいか。」









たたたっ、と文字を打って早々に画面を真っ暗にした。




何だか自分で送って照れてしまって、眠ろうと目を瞑った。









望「あー、はずかし。


送るんじゃなかった、…。」









送ってしまったメッセージに後悔しながら、俺はさっきのメッセージを思い出していた。









望「…今日空いてる、とか。


最後に愛してる、とか。うわ…もう、何やってるんや…俺。」









あのいのおくんなら、俺のために家にいてくれてるはずだし今日空いてる、なんて聞く必要なんかなかったんだ。




しかも、最後に愛してる、なんてキザなこと言うてもうたし…。







後悔しながらも、久々に会える嬉しさに胸を踊らせていた。






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