第65話 愛弟子 ページ16
正鷹side
Aはそう言いながら泣いた
Aの家は特殊だ
ヒーローの家に生まれ父には出来損ないだと言われ
母には恐れ怯えられていた
そんな環境で育っていた
他から見ればそれは異常だろう
だが、Aにとっては普通だったんだ
正「A、お前は愛されてる。」
「だれに？」
しゃくりあげながらAは聞いてきた
正「俺はお前を愛している。
それに、周りにはお前の味方だって沢山いるんだ
そんな事をそいつらの前で言ってみやがれ
お前の親友は泣いちまうぞ」
正「それになァA。お前が“無個性”でも戦えることを証明出来た事や希望をあげられたかどうかを決められるのはお前じゃねぇ
他の奴らだ。今回あれを観ていた奴らだ
勘違いしてんじゃねェぞ」
「うん･･･うん！」
正「だから、あんま気負いすぎんな
Aの悪い癖だ。
お前は人前じゃ泣けないんだろ？
だから、俺の前では存分に泣け。
安心しろ、誰にも言いやしねェ」
Aは、糸が切れたように大声を出して泣いた
1時間位は経っただろうかAは眠った
正「たっく、こいつァ赤ん坊かァ？」
俺は膝の上で眠ったAの頭を撫でた
正「Aの師匠になって10年経つが
こいつは何も変わんねェなァ」
10年前、俺が声を掛けなかったらAはどうなっていたんだろうなァ
だが、俺は声を掛けた事を後悔は一切してねェ
予想外な事は気づけば、俺の中でこいつの存在がどんどんデカくなっていた事だな
10年ってのはでけぇな
正「ﾊﾊｯ･･･俺も歳かァ？
こんな事を考えるなんてなァ」
正「A、安心しろ
俺はずっとお前の味方だ」
眠るAにそう声をかけた
その時Aがほんの少し笑った様に見えた
正鷹side 終わり
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スイ(プロフ) - Pikaruさん» ありがとうございます！夏休みなのでなるべく多く更新しようと思ってます！ (2018年7月27日 8時) (
レス) id: ef0564ef41 (このIDを非表示/違反報告)
Pikaru(プロフ) - 更新楽しみです(*´ `*) (2018年7月26日 23時) (レス) id: 94a9de8573 (このIDを非表示/違反報告)
Pikaru(プロフ) - 爆豪くんは家庭的ってところで笑ってしまいました笑 夢主ちゃんと轟一家とのこれからがすごく気になります(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2018年7月26日 23時) (レス) id: 94a9de8573 (このIDを非表示/違反報告)
スイ(プロフ) - ユグドさん» ありがとうございます！ (2018年7月18日 20時) (レス) id: ef0564ef41 (このIDを非表示/違反報告)
ユグド(プロフ) - この後夢主とエンデヴァーがどう和解するのか、いやそもそも和解するのかしないのかが凄く気になります！更新頑張ってください！ (2018年7月18日 20時) (レス) id: 67fea2266c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卯月@スイ | 作者ホームページ：http://weareasas
作成日時：2018年7月10日 20時
