第4話 小学時代 ページ5
小学生になって焦凍と登校する様になった
学校では先生や同級生に焦凍と比べられた
近所では近所の人に焦凍と比べられた
私を私として見る人は師である正鷹さんしかいなかった
そんな中、学校で友達ができた名前は明美
「おはよう！明美っ！」
明「おはよう、A！あ、轟くんもおはよう！」
焦「・・・おはよう」
でも、明美が私と仲良くなった理由は簡単
焦凍狙いだ
女の子は怖いね
だから、私に友達はいない
それでも構わない
私には正鷹さんがいる
正鷹さんの稽古は楽しかった
怖かったけど・・・。
私は今冬美お姉ちゃんを探している
たまたま訓練場を通りかかった時
怒鳴り声が聞こえた
エ「焦凍！！！左も使わないか！！」
焦「いやだ、俺は右(母の個性)しか使わねぇ！！」
え？なにそれ
・・・使わない？
焦凍は否定するの？
私にはないものを焦凍は否定するの？
昔、個性がなくてやっぱり悔しかった私に正鷹さんは言ってくれた
正『A、お前は双子か？』
『そうだよ？よくわかったね！』
正『昔からなァ、双子で片方が“無個性”で
そのもう片方が2つの個性を持つっていうのが多いんだよ』
『ふーん。だから、しょーとは個性が2つあるんだ』
正『あァ、そうだな。
でもな、俺はこう思ってる』
『なぁに？』
正『“無個性”の片割れは自分が持つ“個性”をあげたんだ。それが最初の優しさだ
だから、お前は優しい子だよ』
私の頭を撫でながらそう言って笑った。
私はその日泣いた。ずっとずっと泣いていた。
私はそう思うようになって漸く個性がないことに対して躊躇わず言えるようになった。
漸く、諦めがついた
なのに、焦凍は“私の最初の優しさ”を捨てた
ううん、これは単なる嫉妬なんだろう
でも、それでも私はそれが悲しかった
小学6年生の時
最初は、小さい物が無くなる程度
次は、悪戯がき
段々とそれは悪化していった
そこまで気にしなかった
正鷹さんの言葉があったから
正「Aこれをよォーく憶えとけ？
人は弱い。だが、力があれば強いって訳でもねぇ
大事なのは立ち向かえる勇気があるかどうかだ
人は立ち向かえさえできれば強くあれる」
この言葉は私にとって何よりも大事な言葉
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五月雨銀喰 - イラストって難しいですよね…… (2018年8月21日 3時) (
レス) id: 3059046f2f (このIDを非表示/違反報告)
スイ(プロフ) - 五月雨銀喰さん» わあ！お仲間がいて嬉しいです！練習はしてるんですけどねぇ…(´･∀･`) (2018年8月19日 11時) (レス) id: ef0564ef41 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨銀喰 - 私もきゃらふと使ってます！私も画力がないので(´･ω･｀) (2018年8月18日 23時) (レス) id: 3059046f2f (このIDを非表示/違反報告)
スイ(プロフ) - 五月雨銀喰さん» はい、そうなんです。…画力がなくて……（遠い目） (2018年8月17日 9時) (レス) id: ef0564ef41 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨銀喰 - いつも楽しく読んでいます！設定のイラストはきゃらふとのやつですか？ (2018年8月17日 2時) (レス) id: 002ffe1aba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卯月@スイ | 作者ホームページ：http://weareasas
作成日時：2018年7月4日 21時
