30話 ページ31
それから準備が完了し私達は練習を始めた
今、雅兄は梨可にアドバイスをしている
滝「よし、今みたいに息を吐きながら肩甲骨を下げる意識を持てばいい。」
妹「ありがとうございます。」
滝「うん。
下僕共、矢取りに迎え」
男子「「矢取り入りまーす!!!」」
「ヤケだね」
妹「ヤケだな」
投げやりとも言う
滝「はっはっはっ!面白いな!」
「雅兄、酷いやつだね」
滝「失礼だな…」
私は知らん振りして蓮兄にカメラを構えながらセクハラ発言紛いの言葉を言った事を咎める膨れっ面の乃愛の元へ向かった
「乃〜愛!蓮兄はこういう人だから仕方ないよ」
白「そうだとしてもどうにかなりませんの?」
蓮「おっと…失礼」
滝「蓮。ちゃんと撮ってくれよ?」
蓮「分かってるって」
「あ、ねぇねぇ4人で写真撮らない?」
花「いいね!」
妹「私も賛成だよ」
白「私も…構いませんわ」
3人の了承を受け蓮兄に写真を撮ってもらった。そこでもセクハラ発言紛いのことを言う蓮兄を乃愛は呆れてみていた
写真を撮り終わり梨可は雅兄にそう発言した
滝「なにが?」
梨可は雅兄から男子に目を移した
妹「私達だけ練習して…。
気が引けます…。」
滝「見取り稽古っていう稽古があるだろ?
射るだけが練習じゃない、見て考えて糧にするのも練習だ」
妹「それなら…まぁ…」
雅兄は納得した梨可を見て満足気に頷いた
168人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:卯月@スイ | 作者ホームページ:http://weareasas
作成日時:2018年12月22日 21時