第6話 私達と夏油の認識 ページ8
「お前の距離の詰め方なんなんだよ気持ち悪ぃ」
「同感」
「酷いな」
肩を竦めているが全く感情は篭っていない
小学や中学ではこれが当たり前だよと夏油は言うが五条が小学や中学に通っていたとは到底思えない。かくいう私も通ったことはないのだが…。
「それよかここで何してたんだよ」
「私は読書」
「私はAを見かけたから来てみたんだ」
「ふーん」
その六眼で私を見下げるその光景に少し気まずい思いで同じく目を合わせる
「お前、呪力多いな」
「…そうだね。歴代最高レベルの呪力量だって言われてる」
「どっちで?」
嫌な質問だと思った。
流石は五条家、私のお家事情も全て把握済みらしい。まぁ、そこそこ問題に上がったし当然といえば当然だ。
「どっちも」
一人訳が分からない夏油は首を傾げていたが五条は理解した様に頷いた。
「そろそろ教室に戻らないと授業に遅れてしまうよ」
「もうそんな時間?」
「真面目かよ」
立ち上がった私と夏油を心底ウザそうに見ると渋々後ろを着いてきた。
ついでに教室に居た家入硝子に夏油が同じく挨拶した際名前で呼ばれた彼女は気持ち悪いと一蹴したのは言うまでもない。
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卯月@スイ(プロフ) - ナッツさん» コメントありがとうございます!!がんばりますね! (2021年1月20日 7時) (レス) id: 6ffd6a43ea (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ(プロフ) - ニヤニヤしながら見てしまいました(^^)更新楽しみにしていますっ! (2021年1月19日 22時) (レス) id: 528660073f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:卯月@スイ | 作者ホームページ:http://weareasas
作成日時:2021年1月14日 15時