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お館様、光柱を姉の様に思っている ページ10

彼女は笑った
少し悲しそうに笑った。その姿を見るのは月夜が亡くなって以来だ
昔馴染みの彼女は私が知らない事も知っている。姉の様な存在だった


「昔、約束したろう?
鬼狩りは私達の代で終わらせる、と。」


易しく笑った彼女を見ると過去を思い起こす
私達がただの幼馴染みだった時の記憶

彼女は光の呼吸を代々継承する八朔日家の次女で長女の光穂よりも才があった為、彼女が光柱を継ぐ事が決まっていた


『お初にお目にかかります。光柱の継子 八朔日Aと申します』


当時私がまだ8歳の時、初めてAと出会った。先代光柱の継子として会った彼女はまだ10歳だった。筋力も力も未成熟にも関わらずそれをもろともしない技術は皆が舌を巻いていた。


『…男の子だ』

産『…?』

『叔母上』

八『師範と呼びなさい馬鹿姪』


先代当主と先代光柱 八朔日 耀音も仲が良かった様で時たま訪れては話していたのを覚えている。近くに控えていた私とAはよく二人で話していた。


『耀哉くんはその内当主を継ぐんでしょう?実感あるの?何を護るのか明確に知っているの?』


金色の瞳を爛々と輝かせていた彼女はふと陰を落とした。何を言っていいのか分からず考えあぐねていた。


『よし見に行こう!見に行った方が早い!』


ほら立ってと手を引っ張る彼女に着いていく
抜け道があるらしく其処から出ようと笑った
少し立つと直ぐに動悸が襲う


『大丈夫?……ほら背中に乗って』

産『ありがとうA』

『ん、体力ないね〜将来のお館様は』


二歳年上のAは易しくよく笑う、姉の様な存在だった。実際彼女は妹だったがそんな存在であることは間違いなかった。
彼女の体温を感じながら山を登っている。木が生い茂っている中を迷わず進んでいる所を見ると前にも来た事があるのだろう

お館様、光柱の約束→←光柱、再び産屋敷邸へ



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設定タグ:鬼滅の刃 , 鬼殺隊 ,   
作品ジャンル:アニメ
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卯月@スイ(プロフ) - 櫻子さん» お楽しみに頂きありがとうございます! (2020年6月3日 20時) (レス) id: ef0564ef41 (このIDを非表示/違反報告)
櫻子(プロフ) - 完結おめでとうございます!この作品更新楽しみにしてました、お疲れ様でした! (2020年6月3日 15時) (レス) id: 4de55d417a (このIDを非表示/違反報告)
卯月@スイ(プロフ) - 奈雪さん» コメントありがとうございます。こういう柱がいたらいいな、から始まった自己満足の物語にも関わらずそんな風に言っていただけて嬉しいです。読んでいただきありがとうございます! (2020年6月2日 22時) (レス) id: ef0564ef41 (このIDを非表示/違反報告)
奈雪(プロフ) - コメント失礼します。此の物語が大好きでした...!完結、おめでとうございます。読むたびに何故か泣いてしまいました。素晴らしいお話に出会わせてくださりありがとうございました(上から目線っぽくてすみません) (2020年6月2日 21時) (レス) id: 5baed18305 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:卯月@スイ | 作者ホームページ:http://weareasas  
作成日時:2020年4月1日 16時

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