光柱、継子と共に ページ7
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「稽古を始めるぞ」
獪「また雷の呼吸ですか」
「そうだな。とは云え、もう出来ているからなぁ。まぁ感覚を忘れない様に刷り込むのが大事だ
何より二つの呼吸を使えるんだぞ?適した時に適する呼吸で手間を取らずに鬼を斬る
被害者も少なく済むし我々も呼吸を使い過ぎなくて良い」
獪「分かりました」
「獪岳、私達が扱う“光の呼吸”は基本的に広範囲の技が多いのは知っているな」
獪「はい」
「その理由を教えたことがなかっただろう?陸ノ型まで使えるお前に教えてもいい頃だと思ってな。まぁ、余り大きな理由ではないがな」
獪「?」
「初代光柱 八朔日
彼女は強く易しかった。それ故に彼女は広範囲の技を編んだ。鬼と相見えた時、その場に居る隊士や無辜の民を護れる様に我等が駆け付けた後誰も死ぬ事の無い様に其の願いからこの呼吸は生まれた」
獪「師範と似てますね」
獪岳は持っていた木刀を持ち直しながら興味無さそうに云った
「似ている?馬鹿を言え。先祖とは言え何百年も昔の人間だ。似ている訳が無いだろう」
獪「師範は俺や他の奴らは助けられましたよ
そうじゃなきゃ、俺達は今ここに居ないです」
「ははっ本当に物好きだなぁお前は」
昨日のように頭を撫でてやると手を払いまた木刀と向き直った
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卯月@スイ(プロフ) - 櫻子さん» お楽しみに頂きありがとうございます! (2020年6月3日 20時) (レス) id: ef0564ef41 (このIDを非表示/違反報告)
櫻子(プロフ) - 完結おめでとうございます!この作品更新楽しみにしてました、お疲れ様でした! (2020年6月3日 15時) (レス) id: 4de55d417a (このIDを非表示/違反報告)
卯月@スイ(プロフ) - 奈雪さん» コメントありがとうございます。こういう柱がいたらいいな、から始まった自己満足の物語にも関わらずそんな風に言っていただけて嬉しいです。読んでいただきありがとうございます! (2020年6月2日 22時) (レス) id: ef0564ef41 (このIDを非表示/違反報告)
奈雪(プロフ) - コメント失礼します。此の物語が大好きでした...!完結、おめでとうございます。読むたびに何故か泣いてしまいました。素晴らしいお話に出会わせてくださりありがとうございました(上から目線っぽくてすみません) (2020年6月2日 21時) (レス) id: 5baed18305 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:卯月@スイ | 作者ホームページ:http://weareasas
作成日時:2020年4月1日 16時