強く易しい光柱【鬼滅の刃】

光柱、最後の型と鬼の技 ページ23

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猗「女、そのままでは死ぬぞ
俺は女を殺す趣味は無い」

「そうか。それはお前の甘さだなぁ？
私の攻撃を受けていたら死ぬぞ、それの恐れがある故にお前は攻撃しているんじゃないのか」

猗「…黙れ」

「黙らんさ。
私は鬼殺隊 光柱 八朔日A
お前を斬る為に此処にいる」

猗「お前は強い。それは認めた」

「そうか。お前に認められても嬉しくはない」

猗「お前は鬼になれ！！今よりも強くなれる！」

「莫迦云え、鬼になったが最期私の「光柱」としての威厳も尊厳も失われ一族の恥晒しにもなる。

私は死ぬ迄戦う事を選んだ
鬼風情になどなり下がりはしない！」

猗「残念だ、なら殺す」


さて、そうは云ってもあちこち傷付いている私では精々太陽が昇るまでの時間稼ぎが出来る程度だろう。

ならば


「“光の呼吸 拾ノ型 輝々赫焉”」

猗「破壊殺・滅式」


光の呼吸の最後の型
細かい斬撃で敵の動きを封じ頚を斬る
威力は申し分ない。

その筈だったんだが……


ｺﾞﾌﾟｯ


猗窩座の腕はAの左の腹を貫き逆に猗窩座の左腕を斬ったAはそのまま頚に刀を差し込んだ


「“全集中 光の呼吸 弐ノ型 光波”」


酷い攻撃だった
型の形も守れていない
崩れた形での呼吸

其れでもAは頚に刀を差し込んだ


「お前の頚を斬るのが先か私が力尽きるのが先か…一体何方だろうな」


尤もお前は他の時間も迫っている様だがな


口角を上げたAを猗窩座は東を見た
太陽が昇り始めているのに気付いたのか逃げようとした…が、Aが腹に力を込めていて腕が抜けないのか猗窩座は焦った様に云う


猗「くっ！退けぇぇ！！」

「絶対に放すものか！」


猗窩座は雄叫びを上げるがAは笑ったままだった。猗窩座は焦り腕を引きちぎり逃げて行き刀をも落として行った。

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