強く易しい光柱【鬼滅の刃】

光柱、義手を明かす ページ22

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「“光の呼吸 捌ノ型 雲透き”」


攻撃を交わす為だけの技である捌ノ型…真逆こんな所で役に立つとは…。


猗「今、上手く力を逃がしたな」

「危ないな…危うく刀が折れる所だった」


繰り出した技を受け止められそのまま折られる所だった
ググッと力の入った鬼の手を払い刀から上手く力を逃がせたことに安堵する。


「刀匠の里の者にどやされるかと思ったぞ」

猗「女はそこを退け」

「私を甘く見るなよ」

煉「“炎の呼吸 伍ノ型 炎虎”」

「ッ莫迦！！
“光の呼吸 玖ノ型 九十春光”」


口角を上げた鬼を見て後ろに周り頚を狙っていた煉獄を狙っている事が分かる。このままでは煉獄が殺られる。そうなれば拙い
彼は未だ戦うべき人間だ。此処でその道を閉ざす訳には……。九十春光は四方八方に攻撃出来る型これならば助けられる。義手の左手で煉獄を私の隣に引き代わりに私が少し隣にズレる。義手は犠牲になったが怪我は無い


ｶﾞｼｬﾝ!!と音が鳴り隊服が破け義手が落ちる


煉「八朔日！！」

「問題無い。この腕は義手だ、怪我は無い。其れより周りをよく見ろ煉獄。お前は今何を統べきか、見極めろ」


無くなった義手を付けていた左肩を刀を持った右手で触る。先程まであったモノが無くなった。不思議な感覚だ。


猗「……義手か」

「よく分かったな、私の父の特注品だ
もう下がっていなさい煉獄」


お館様以外誰も知らなかった私の秘密
四年前に失った私の左腕
それでも戦う事を選んだ私は父に義手を作って貰った。其れを秘密とし今まで通りの“光柱”として過ごしていた


煉「それは…何時からだ」

「四年前」


それだけ云うと私はまた上弦の参を見据えて刀を構えた。煉獄は肋が折れている援護は期待出来ない


「“光の呼吸 漆ノ型 流光爛然”」

猗「“破壊殺・乱式”」

「ッはぁはぁ」


矢張り強い。
やや交わせたが内蔵は痛めてしまった




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