陽光の下で ページ3
.
「…さて、始めるか」
竹刀を持ったAが息切れをしている杏寿郎を見遣る
煉「あ、姉上……」
「…なんだ？」
稽古を付けてくれと頼まれたから
手始めに素振り1000回を3回に走り込み30kmをほぼ休み無しでやらせた
煉「い、いや……」
「なんだ、やらないのか」
煉「待ってくれ姉上！」
去ろうとした姉を必死に引き止める杏寿郎に首を傾げる
煉「姉上が持っているのは竹刀で俺は真剣です！明らか姉上が不利になります！！」
「なんだ杏寿郎、貴様は炎柱である私がそれくらいで弟に遅れをとるとでも？」
いえ、そうではないのですが…と云う弟を無視して構えろと淡々と口にした
「遅い遅い遅い！！やる気が無いのか！？前よりも動きが鈍いぞ！！お前はそんなものか！杏寿郎！！！」
竹刀と真剣が交わる
姉は呼吸を一切使っていない
杏寿郎は息も絶え絶えになりながらも必死に呼吸を使う
「踏み込みが甘い！打つ力が弱い！！」
煉「……っむ！！」
「闘いの中で成長せねばお前は死ぬだけだぞ！！！」
ｶﾞｷﾝ!!!
杏寿郎の刀が弾かれ塀に刺さった
「仕舞いだ」
腹に一発入れられ杏寿郎は地面に転がった
煉「ッ……また負けました」
「ははっ流石に弟には負けるつもりは無いぞ杏寿郎」
姉は杏寿郎の手を掴み立ち上がらせると塀に刺さったままの刀を引き抜いた
煉「姉上ありがとうございます」
よろめきながらも近付く杏寿郎の手に刀を渡すと鎹鴉を呼んだ
.
陽光【ようこう】･･･空から降り注ぐ、太陽の光。又は日光。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 151人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なちゅ - かっこいい…このお話すきです！ (2023年3月8日 22時) (
レス) @page43 id: c3ead30411 (このIDを非表示/違反報告)
卯月@スイ(プロフ) - 抹茶タピオカ2号さん» ありがとうございます！ (2020年4月12日 17時) (レス) id: ef0564ef41 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - 煉獄さんの嫁になりたいさん» 私も嫁になりたい(*´･ω･) (2020年4月12日 11時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - とても面白かったです( ≧∀≦)ノ (2020年4月12日 11時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
卯月@スイ(プロフ) - ゆくさん» ありがとうございます！そうですよね！結構少なくて私も驚きました (2020年1月22日 7時) (レス) id: ef0564ef41 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：卯月@スイ | 作者ホームページ：http://weareasas
作成日時：2019年11月14日 23時
