【鬼滅の刃】炎が燃ゆるように【煉獄杏寿郎】 (ページ18)

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永日の夢ページ18

脳裏に蘇ったのは懐かしい記憶だ
母が生きていた頃

ある日母は言った

瑠『A、杏寿郎
なぜ自分が人よりも強く生まれたのか分かりますか』

幼杏『……うっ…わかりません！』

『大切な誰かを守る為でしょうか？』

瑠『弱き人を助けるためです
生まれついて人よりも多くの才に恵まれた者はその力を世のため人のために使わねばなりません
天から賜りし力で人を傷つけること私服を肥やすことは許されません

弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です
責任を持って果たさなければならない使命なのです
決して忘れることなきように』

『はいっ！！』

幼杏『は、はいっ！！』

瑠『私はもう長く生きられません
強く優しい子達の母になれて幸せでした
あとは頼みます』

母は私と杏寿郎を抱き締めた
いつも冷静で落ち着いている母が泣いているのを私は初めて見た
杏寿郎は気付いてはいなかったが私は胸が苦しくなった

その数日後、母は亡くなった

(──母上。私の方こそ、貴女のような人に生んでもらえて、光栄でした)

「“炎の呼吸壱ノ型不知火”！」

猗窩座の頚を確実に狙える
腕が我が身体に突き刺さっている限り頚が狙える！！これはまたと無い機会だ

此奴は今ここで仕留める！

頚を斬るが硬い
例え頚が斬れなくともあと少し耐えろ！！

猗「オォオオオオオオオオ！！！」

猗窩座は叫んだ
漸く気付いたか

猗窩座は私を殴ろうとするが私は受け止めた

「絶対に放さんぞ！！！！」

止血の応用だ
呼吸で腹の止血をする
するとどう成る？猗窩座の腕は抜けない

そして、猗窩座が気付かぬように“炎天”で周りを見えにくくし日が昇る時を分かりにくくした

猗「退けぇぇ！！！」

あと少しだ
日が昇れば鬼は消える！！！！！

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永日【えいじつ】･･･昼間が永(なが)く感じられる春の日。永き日(ながきひ)。日永(ひなが)。長日・永日(ながび)。