ふと現れた ページ44
Aが現れたのは突然だった
まるで元々いたかのように現れた神楽一家は驚く程簡単にイケブクロに馴染んだ
そんな事を知ったのは俺が買い物をした帰りの出来事だった
？『きゃはは！』
？『まいごだまいご！』
公園で走り回る2人の子供…いや、男女の双子は仲が良くケラケラと笑いながら自分達が迷子だと笑っていた
一『おーい、お前ら迷子か？父さんと母さんはどうした？』
放っておく訳にもいかずしゃがみ話し掛けると警戒心もなくあっさりと双子は俺の元へ駆け寄った
恋『俺、恋牙！』
蝶『私、蝶羽！』
恋『父さんはいない！』
蝶『母さんとはぐれた！』
代わる代わる話した双子の頭を撫でさて、どうするかと立ち上がった時だった
？『あ、恋牙！蝶羽！あなた達こんな所にいたのね！？』
恐らく母親であろう女の人が走ってこちらへ向かって来た
恋『かあさん！』
蝶『母さん！』
双子は俺の元からあっさりと離れ母親の元へ飛びついた
『もうっ、心配したでしょう？
すみません、双子を保護して頂きありがとうございます
私は神楽Aです
この子達は…』
恋『恋牙！』
蝶『蝶羽！』
元気よくまた名前を言った双子を見て笑う
一『いやいや、いいんすよ
俺は山田一郎です』
『あら、山田？
そのオッドアイといい…もしかして山田二郎くんのお兄さん？』
一『そうっすけど…』
『あ、私、二郎くんのクラスの担任を受け持っていまして』
そういや、二郎が新しい新任が担任だったと言ってたな…真逆こんなに綺麗な人だとは
一『いつも弟がお世話になっています』
『いえいえ』
それからちょっとずつ神楽一家との関わりが増えた
先ず双子を預かるようになった
二郎も三郎も新しい兄弟が出来たみたいで楽しそうだった
Aが手料理を振る舞ってくれて助かった
相談事にも積極的に話を聞いてくれて…家族のような存在だった
そんなAが結婚する事を知った
しかも相手は左馬刻とだ
左馬刻と双子達は本当に血の繋がりがある親子らしい
そう言われれば恋牙と蝶羽の目の色は赤だし恋牙は左馬刻に似ている
親子だと言われても不思議じゃない
結婚式に呼ばれた俺達は挨拶をしにAの元へ向かった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 721人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
卯月@スイ(プロフ) - 羅霧さん» そうですか！ありがとうございます！楽しみにしていますね！ (2020年12月25日 18時) (
レス) id: 6ffd6a43ea (このIDを非表示/違反報告)
羅霧 - ありがとうございます！見せるのは良いですよ！ (2020年12月25日 15時) (レス) id: 9b4203012a (このIDを非表示/違反報告)
卯月@スイ(プロフ) - 羅霧さん» はい！構いませんよ！羅霧さんが良ければ完成致しましたら見せてくれませんか？ (2020年12月24日 21時) (レス) id: 6ffd6a43ea (このIDを非表示/違反報告)
羅霧 - ネットにはあげないですが、おうちでスイさんの書いた、小説を漫画で描いてみていいですか？ (2020年12月24日 15時) (レス) id: 9b4203012a (このIDを非表示/違反報告)
卯月@スイ(プロフ) - 羅霧さん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！とても励みになります！ (2020年12月23日 22時) (レス) id: 6ffd6a43ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：卯月@スイ | 作者ホームページ：http://weareasas
作成日時：2019年4月25日 22時
