第172話 焦凍の想い、私の想い ページ44
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焦凍はゆっくりと口を開いた
焦「ヒーローとしてのエンデヴァーってやつは凄かった。
けど…夏兄の言ったこともその通りだと思う。
お前がお母さんをいじめたこともAを傷付けた事もまだ許せてない。
だから、親父としてこれからどうなっていくのかを見たい。
ちょっとしたキッカケが人を変えることもあるって、俺は知ってるから。」
そういう焦凍に微笑み、父に目を向けた
「…私は…“無個性”であったこと以上にいきなりされていた期待を取り消された事が悔しかった。
だから…独りでも立てるように強くなろうと思った
家族なんて居なくても独りで生きていけるくらい強く、強くなって貴方を見返して「ざまぁみろ」って嗤ってやろうと思ってた
でも、それを良しとしなかった人達がいた
ドン底で貴方を焦凍を見返してやる事しか頭になかった私を救けてくれた人達がいた
誰かに助けられて私は今いるんだって思うようになってから貴方を見る目が変わった
今回の件でいつも1人で独走していた貴方は「ホークス」や「見ろや君」に助けられた
私達の中では「碌でなし」なのに貴方を支えるファンがいるのが分かった
私はお母さんにした事を許すつもりは無い
焦凍にした事を許すつもりは無い
冬美お姉ちゃんに夏お兄ちゃんに……燈矢お兄ちゃんにした事を許すつもりは無い
私にした事を許すつもりは無い
それでも、前に言った通り感謝している部分もある
碌でなしの貴方が私を見なくなったから私は素晴らしい人達に出逢えた
ヒーローとしての貴方は格好良かった
でも、父親としての貴方は分からない
だから、少しだけほんの少しだけ貴方が私達の親としてお父さんとしてどうなっていくのかが見てみたい」
冬「焦凍…A…！
焦凍、そば湯持ってくるね」
エ(望まぬ形のNo.1
困惑と苛立ちを胸に活動を続けた
ｵｰﾙﾏｲﾄ『何の為に強く在るのか
エンデヴァー答えはきっととてもシンプルだ』
力…君臨する理由
あの時言われふと湧いた
月並みでシンプルな思い
彼らの未来を保証しなければ
それが頂点の務めならば…！
ならば
俺が摘んだ未来は？
今更許せと言うつもりはない)
父は私達の言葉を聞くと部屋から出て行こうとした
冬「お父さんまでどこ行くのー！！」
エ「冬美今まですまなかった
Aも…本当にすまなかった」
エ「(今更でも償い…返す他に道はないのだ)
夏雄に掛ける言葉を間違えた」
それから少し騒がしかったがすぐに静かになった
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卯月@スイ(プロフ) - 鈴音さん» 読んでいただきありがとうございます！ (2019年4月23日 21時) (
レス) id: ef0564ef41 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音 - すごく面白いです！あと最初の絵!!!すごいですね！夢主ちゃんがすごく可愛いです！ピアスが綺麗(*´-`) (2019年4月22日 21時) (レス) id: 52c2a508b7 (このIDを非表示/違反報告)
スイ(プロフ) - くるみさん» ありがとうございます！最近スランプ気味で更新は遅くなると思いますが…楽しんで頂けて本当に嬉しいです！ (2019年1月27日 18時) (レス) id: ef0564ef41 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - とても面白かったです！！夢主と焦凍が仲直りして夢主がお母さんとも仲良くできるようになって本当に良かったです。あとじみに勝己が夢主に対して独占的なのが良いなとそれほど夢主が大好きで大切なんだなと思いました。続き楽しみにしていますね！！ (2019年1月27日 14時) (レス) id: 31ba52f844 (このIDを非表示/違反報告)
スイ(プロフ) - ゆーなさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年9月9日 15時) (レス) id: ef0564ef41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卯月@スイ | 作者ホームページ：http://weareasas
作成日時：2018年9月7日 21時
