第166話 卒業までは待ってほしい ページ38
文化祭が全て終わった
長いはずの一日があっという間に過ぎ去った
「楽しかったー！」
心「よかったな…」
人使は予想以上に女装姿が似合い、お客様にも大好評だった為落ち込んでいる
「ふふっ、人使も存外楽しそうだったけど？」
そう言うと、人使はポイッと着ていたメイド服を私に投げて寄こした
心「爆豪にそれ着て見せて来いよ」
「いいよ、今日は疲れたし」
心「いいから」
是が非でも行かせようとする人使に諦め、大きいメイド服を着て勝己の部屋へ訪れた
「勝己！」
爆「あ？…ンだそれ」
私から目線を下に下げ勝己は不思議そうに私に問う
「人使がこれ着て爆豪の所行けって言うから着てきたの」
爆「…」
勝己は何か考えたあとニヤリと妖しい笑みを浮かべる
「か、勝己…？」
そのまま部屋に入れられた私は訳も分からず首を傾げる
爆「てめぇが悪ぃからな」
「えっ…──んんッ！」
キスをされたかと思えばベットに押し倒された
爆「っは…いい眺めだな」
勝己は一度離れそう言うと再び長いキスをする
「かつ、き…！ふぁ…んッ」
やめてと言おうと口を開けばヌルりとした何かが口に入り私の舌を絡めとる
勝己の舌だと分かった時には力が入らず動けなくなっていた
抵抗も諦めると静かな部屋にいやらしい水音が部屋の中に響く様で恥ずかしく顔を赤く染める
「んぁ、…！」
するりと勝己は太ももに触れそのまま上に移動しようとしている
「待って！」
慌てて押し退ければあっさりと離れる
私は少し起き上がり勝己と目を合わせる
爆「…ンだよ」
「…卒業まではそういう事はダメ」
爆「あ？」
「勝己はヒーローになる為に此処に居て
私は私の夢の為に此処に居るの。
だから、卒業までは…」
爆「チッ！わぁーったよ」
ボスンと顔を隠しながら勝己はベットに寝転がった
「ありがとう勝己。
勝己はやっぱり優しいね」
爆「そういうンじゃねぇよ。
どうせこれからも一緒なんだ、てめぇを大切にしてぇのは当たり前だろ」
「ほら、優しい」
私は勝己の隣に寝転び勝己の手を私の頬に当てる
丁度いい体温は私の眠気を誘うには十分でいつの間にか意識は遠のいた
爆「生殺しかよ…本当に襲うぞ」
サラリと愛おしそうな目でAの頬を撫でると自分より小さなAを胸に閉じ込めるように抱き締めると眠りについた
翌朝、何時になっても起きない爆豪を起こしに来る切島と上鳴、瀬呂が叫ぶまで2人は起きる事はなかった
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卯月@スイ(プロフ) - 鈴音さん» 読んでいただきありがとうございます！ (2019年4月23日 21時) (
レス) id: ef0564ef41 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音 - すごく面白いです！あと最初の絵!!!すごいですね！夢主ちゃんがすごく可愛いです！ピアスが綺麗(*´-`) (2019年4月22日 21時) (レス) id: 52c2a508b7 (このIDを非表示/違反報告)
スイ(プロフ) - くるみさん» ありがとうございます！最近スランプ気味で更新は遅くなると思いますが…楽しんで頂けて本当に嬉しいです！ (2019年1月27日 18時) (レス) id: ef0564ef41 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - とても面白かったです！！夢主と焦凍が仲直りして夢主がお母さんとも仲良くできるようになって本当に良かったです。あとじみに勝己が夢主に対して独占的なのが良いなとそれほど夢主が大好きで大切なんだなと思いました。続き楽しみにしていますね！！ (2019年1月27日 14時) (レス) id: 31ba52f844 (このIDを非表示/違反報告)
スイ(プロフ) - ゆーなさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年9月9日 15時) (レス) id: ef0564ef41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卯月@スイ | 作者ホームページ：http://weareasas
作成日時：2018年9月7日 21時
