第104話 本音 ページ9
「た、ただいま」
冬「おかえり」
ﾄﾞｶｰﾝｯ!!
「うわっ！」
冬「あー、お父さん帰ってからずっとああなの」
「ふぅん、私会いに行ってくるね」
冬「え！？･･･ちょっとA！？」
私は父が使う訓練場へ行き扉を開けた
「ただいま、父さん」
エ「何の用だ」
「ねぇ、今どんな気持ち？
家族を見捨て
母と焦凍を道具の様に使い、私の事を勝手に期待しておいて勝手に見捨て“出来損ない”と言い
そうやって、幾つもの犠牲を払ってきた
そして、漸く万年No.2からNO.1になったね
おめでとう」
まぁ、父さんにとっては嬉しくもない栄光だろうけど
エ「なんだと！？」
ﾊﾞｷｯ!!
父さんは私を殴った
「痛い、でもさ私が言いたいのは私は父さんが言うよりも“出来損ない”なんかじゃなかったんだよ」
父さんはまた私を殴ろうとした
私は容易くそれを受け止めた
父さんは目を見開いた
「父さんが私達 家族を見ていない間、私は強くなった。父さんはそれを知っていた？」
父さんは黙っていた
図星なんだろうね
「でも、私は感謝してるんだよ
父さんがあの時私を“出来損ない”と言ったから
私は師匠と出逢えて強くなれた」
エ「･･･だから何だ、お前が“無個性”でヒーローにはなれん“出来損ない”なのは変わらない」
「そうだよ、私は“無個性”だよ
でも私の師匠はこう言った
『“個性”があるから強え
“無個性”だから弱え
この世界はそういう世界だ
だがな、“個性”があろうと“個性”がなかろうと
強い奴は強い、弱い奴は弱いんだ
力の使い方を知ってるかどうかだ
力の仕舞い方を知ってるかどうかだ
力の恐怖を知ってるかだ
“個性”がある奴は力の恐怖を知らねぇ
だが、“無個性”の奴は力の恐怖を知っている
だから、強くなろうと思えば“個性”のある奴より強くなれる
“無個性”の奴こそ誰より可能性を持っている』
言いたい事はそれだけ、じゃあね」
私は訓練場から出た
言いたい事は言えたからスッキリ出来た
そして、父さんはまた暴れた
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スイ(プロフ) - あかね丸さん» 喜んでもらいとても嬉しいです！こちらこそ読んでもらいありがとうございます！ (2018年8月2日 14時) (
レス) id: ef0564ef41 (このIDを非表示/違反報告)
あかね丸(プロフ) - んﾞんﾞんﾞんﾞんﾞんﾞありがとうございますありがとうございます(´^q^｀)ごちそうさまです(´^q^｀)あっ…さっきからよだれが…(´^q^｀) (2018年8月2日 13時) (レス) id: 9c1bc14c8d (このIDを非表示/違反報告)
スイ(プロフ) - M&Kキラーンです！さん» 鼻血出さないで下さい笑ありがとうございます！ (2018年8月1日 13時) (レス) id: ef0564ef41 (このIDを非表示/違反報告)
スイ(プロフ) - あかね丸さん» ありがとうございます！！！ (2018年8月1日 13時) (レス) id: ef0564ef41 (このIDを非表示/違反報告)
M&Kキラーンです！ - リクエストとてもドキドキしました！かっちゃんメチャ甘くてはな血出そうでした(笑)ありがとうございました！これからも頑張って下さい！ (2018年8月1日 13時) (レス) id: c061c347ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卯月@スイ | 作者ホームページ：http://weareasas
作成日時：2018年7月19日 19時
