死にたがりの旅人 (ページ4)

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三話ページ4

？！！……なんで笑っていられる？なんで……やり返さない?

「なんで笑ってられるんだよ！」

そうだ……ルフィの言う通りだ。おかしいじゃない。向こうから攻撃してきたのに……

「なんだ、ルフィ」

「あんなのかっこ悪いじゃないか！なんで戦わないんだよ！いくらあいつらが大勢で強そうでも!!あんな事されて笑ってるなんて男じゃないぞ!!海賊じゃない!!」

「………」

「わからんでもないが……ただ、酒をかけられたことじゃないか。怒ることないだろう？」

かけられ方が問題なの、わからないの？

「おい、待てよ…ルフィ」

「知るか!!もう知るか！弱虫がうつる！」

シャンクスが店を出ていこうとするルフィの手を掴むと、ビョーンと伸びたのだ

『えっ……な…』

「「「？！！」」」

「な、何だこれぇぇ！！！」

「ない！！敵の船から奪った宝がない！」

「ルフィ！！お前、ここにあった実食べたのか？！」

「う、うん……デザートに……不味かったけど」

「お前！！ゴムゴムの実はな！！悪魔の実とも呼ばれて海の秘宝なんだ！食えば全身ゴム人間！！一生泳げない体になっちまうんだ！」

「ぇぇぇぇ！！！うそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！」

………早速、効果出てるよ……顎……伸びてるって…

「馬鹿野郎ぅーーーーーーーーーーーーー」

『…………でも、ルフィ君。一生泳げない身体だけど、海賊王にはピッタリな体質だと思わない？
海に嫌われるからこそ支配するみたいで…私は格好いいと思うよ？その能力を活かしてたくさんの強い敵を倒して頂点に立つ……ね？」

「！！！確かに！！！一生泳げなくてもいい！！俺、絶対に海賊王になる！！！」

「A………」

『ふふ、……楽しみにしてる。ルフィ』