死にたがりの旅人 (ページ3)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:1,428 hit

二話ページ3

『服も包帯も買わなきゃいけないけど…その前にご飯かな…』

　『ごめんくださ〜い…………お邪魔しました!』

　なんで、赤髪のシャンクスがこんなところにいるの？！
　ご飯食えないじゃん…

　「A？？」

　『………赤髪のシャンクス……』

　「やっぱりAか？！久しぶりだなぁ〜！!……………まだやってんのか？」

　『当たり前でしょ。もう飽きたんだから……

　こんな世界』

　金ばかり。愛も無ければ自由もない。こんな世界で生きたいと思える方が馬鹿馬鹿しい。

　「A………はぁ〜まぁそんな堅く考えなさんな！！飲んで忘れっちまえよ！！なぁお前ら！」

　「「おう！！」」

　何も知らないくせに………これだから私は苦手何なんだよ……何考えてるかわからない
　赤髪のシャンクス………私にどうしろって言うの…

　「なぁなぁ、お前シャンクスと知り合いなのか？」

　カウンターに座ると麦わら帽子を被った男の子に声をかけられた

『私？………まぁ……そんなところ……かな？』

「じゃあ、お前も海賊なのか？」

『かい……ぞく？………いいや、海賊はやってない。旅人みたいな感じ？…………どうして？』

「俺、海賊王になりてぇんだ！!」

「お前なんかがなれるわけねぇだろ……まだ餓鬼だ」

「餓鬼じゃねぇ！！！」

海賊王………か…

『君なら慣れるよ』

「ホントか？！お前なんて言うんだ？俺はモンキー・D・ルフィ！！」

『私は…k(ドゴォォン！！)?!』

大きな物音がした方に目を向けると、

「俺達は山賊だ。別に店を荒らしに来たわけじゃねぇ。酒を売ってくれや」

「ごめんなさい、今切らしたばかりなの…」

「酒がねぇだと〜？」

「すまねぇな、丁度俺達が飲んじまった見てぇだ。最後の一本残ってるからやるよ」

　そう言って、シャンクスは瓶を山賊に渡すが…

「山賊を舐めちゃ〜……困るぜ？」

　瓶を振りかざしシャンクスの頭を殴った

『「なっ……」』

「悪かったなぁ、マキノさん。ぞうきんあるか？」

「いえ…その…私がやりますそれは…」

何で……なんで怒らない…。シャンクスは悪くないのに……。悪いのは…山賊でしょ……なんでそんな…っ！！

『あぶないっ！！』

「！！」

「どうやら…掃除が好きらしいな。これだとやりがいがあるだろ？」

山賊は何もなかったかのように出ていった。

「……………ぷっ」

「「はっはっはっww」」

「お頭やられっちまったなぁwww」

　